イナゴは4日、Androidアプリケーション「mia」のドライブモード付き最新版を発表した。6月10日よりGooglePlayにて無料でダウンロードできる。miaは、ユーザーとの会話を通じて検索対象を絞り込んでいけるのが特長の音声検索アシスタントアプリ。今回のドライブモード対応により、運転中でも利用できるようになった。同日、都内では記者説明会が開催された。

音声検索アシスタントアプリ「mia」(ミア)。ドライブモードが付いた最新版が6月10日に登場する

説明会には、同社代表取締役のロン・ディカールアントニオ氏が登壇した。イナゴは音声アプリケーションサービスの分野において10年以上にわたる経験とノウハウを蓄積している会社で、育成シミュレーションソフトとして一世を風靡した「シーマン」や「アクアゾーン」などを手掛けた開発者たちが名を連ねている。

miaは2011年6月にSamsung Appsでダウンロードできるアプリケーションとして発表され、2012年7月からGoogle Playでも提供を開始した。現在、20万を超えるダウンロードを記録しているという。

登壇するロン・ディカールアントニオ氏(写真左)。miaは「my intelligent assistant」(私の有能なアシスタント)の頭文字から命名された

miaとは?

miaでは、音声認識技術と連携してレストラン検索、地域情報、イベント検索、天気情報、カレンダー登録・閲覧、音楽再生などの機能を利用できる。いずれのケースでも会話を通じて検索結果を絞り込んでいけるのが特長だ。

例えば「この辺の焼肉屋を探して」と尋ねると、焼肉・ホルモン・ジンギスカン・シシカバブーでヒットした複数の店舗が紹介され、続いて「予算はどのくらいですか」と応答がある。「3,000円」と答えると、2,000円から3,000円で食べられる店舗に絞られ、「どんな目的ですか。パーティ、宴会、同僚・友だち・家族と楽しむ、デートなどがあります」と応答がある。

このようにして、欲しい検索結果を効率よく絞り込んでいくことが可能となっている。これは「ゴール共有型会話機能」と呼ばれる独自機能で、現在、特許を出願中だという。

写真はいずれもモバイルモードの利用イメージ。グルメ店舗の検索や乗換会話案内、イベント会話絞り込み検索などの機能を利用できる