NECおよびNECアクセステクニカは30日、スマートフォンからリモート操作で起動できるLTEモバイルルータ「Aterm MR02LN」を発表した。NECビッグローブの「BIGLOBE LTE・3G」、ニフティの「@nifty do LTE」、ハイホーの「hi-ho LTE typeD」に対応するLTEモバイルルータとして、3社が6月1日より順次販売を開始する。
同製品は、NTTドコモが提供するLTEサービス「Xi」と3Gの「FOMA」に対応したモバイルルータで、リモート操作機能を搭載する点が特徴。専用アプリを利用することでスマートフォンから、ルータ本体を起動および休止状態に移行できる。対応機種はiOS 4.3以降のiPhone/iPad、Android 2.1以降のスマートフォン。
本体は、ブラックパネルを採用した上品なデザイン。表示部には約1インチの有機ELディスプレイを採用した。ディスプレイを使用して、電波受信レベル/電池残量の確認や各設定が行える。このほか、スマートフォンへの給電機能を搭載しており、外出先でスマートフォンの電源切れが起きた際などに、本体バッテリーからスマートフォンへ電源を供給することができる。
連続通信時間は、LTE/3G接続ともに最大約8時間。通信面では、下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbpsの高速LTE通信に対応。LTE/3Gに加え、自身が利用する公衆無線LANサービスに接続することも可能。スマートフォンやタブレット機器とのWi-Fi接続はIEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)に対応し、最大300Mbpsの高速通信が行える。
本体サイズはW96×D67×H16mmで、重量は約120g。microSDHCカードスロット×1(最大32GB)を備える。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色。