ベンチマークテストで性能をチェック

「GX60 3AE-204JP」は、先にも述べたとおりCPUにA10-4600Mを採用し、グラフィックス機能としてAMD Radeon HD 7970Mを搭載している。メモリは8GBで、ストレージは64GBのSSDを2台使ってRAID0設定にした「Super RAID」と、750GBのHDDという構成だ。OSはWindows 8がインストールされている。

Windowsエクスペリエンスでは「プロセッサ」と「メモリ」の値が「7.1」ながら最も低いという、全体が非常に好成績な結果が出た。Windowsの快適さとしてはかなり高レベルだといえるだろう。これを踏まえてみると、PCMark 7は期待よりも少し低め、3DMark 11は十分高めな結果が出ている。CrystalDiskMarkの結果は良好だ。

■Windowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ 7.1
メモリ 7.1
グラフィックス 7.9
ゲーム用グラフィックス 7.9
プライマリハードディスク 7.9
■PCMark 7
Overall 2420
3DMark 11
Overall P4728

CrystalDiskMark

ゲーミングベンチについては「MHFベンチマーク【大討伐】」と「FINAL FANTGASY XIV: A Realm Rebornベンチマーク ワールド編」を実施してみたので、参考にして欲しい。

MHFベンチマーク【大討伐】

FINAL FANTGASY XIV: A Realm Rebornベンチマーク ワールド編

バッテリー駆動時間については、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測したところ、3時間23分14秒利用することができた。ゲーミングマシンとしては期待以上に長持ちしてくれたという印象だ。

お手頃価格で入手できるゲーミングマシン

フルHDディスプレイを搭載し、グラフィックス機能を強化したゲーミングノートPCとしては、かなり安価なのが「GX60 3AE-204JP」の1つの魅力だ。ハイクラスのゲームには対応しきれない部分があるかもしれないが、実力的にも十分なものを持っている。

今回紹介した機能のほかにも、Bigfoot Networks社のゲームネットワーキングプラットフォーム「Killer E2200」を搭載しており、アプリケーションごとの通信優先度設定や、PCの状態を監視することもできる。また、サイコムで実施している「MSIゲーミングマウスパッド・プレゼントキャンペーン」によるマウスパッドも付属していた。いろいろな意味でお得なマシンとなっている。

Killer E2200

ゲーミングマウスパッドが付属

■試用機のスペック
型番 GX60 3AE-204JP
CPU AMD クアッドコアA10-5750M(APU)
チップセット AMD A70M FCH
メモリ 8GB
ストレージ 128GB SSD Super Raid(mSATA3 SSD 64GB×2)+HDD 750GB
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 15.6インチ 1920×1080(フルHD)
グラフィックス AMD Radeon HD 7970M AMD(APUに内蔵)
ネットワーク 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、IEEE 802.11a/b/g/n 準拠、Bluetooth V4.0
インタフェース USB3.0ポート×3、USB2.0ポート×1、Mini DisplayPortポート×1、HDMIポート×1、RGBポート×1
サイズ W395×D267×H55mm/約3.5kg
OS Windows 8
付属品 ACアダプター、保証書等
価格 139,800円