ミクシィは15日、新経営体制を発表した。6月25日開催の株主総会をもって、笠原健治社長が代表権のない取締役会長となり、朝倉祐介経営企画室長が代表取締役社長となる。経営環境の変化に適応しながら変革を進めるべく経営トップの交代を発表したとしている。

朝倉氏は2007年にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。2010年にネイキッドテクノロジーに入社し、同年に同社の代表取締役に就任。ミクシィには、2011年に入社し、昨年2012年に執行役員経営企画室長となっていた。年齢は30歳。

ミクシィでは、スマートフォンへの急激なシフト、オンラインでのコミュニケーション手段の多様化など時代の変化に適応し、先駆けて変革するべく今回の経営トップの大幅な若返りを図ったとしている。笠原氏は、新規事業の創出に専念し、取締役会長として重要な意思決定に携わっていく。

新代表の朝倉氏について、笠原氏は「大手コンサルティングファームとネットベンチャーの社長という2 つの経験の持ち主で、常に冷静でありながらそして時には情熱的に、物事をバランスよく判断いたします。起業家精神が旺盛で、ロジカルとエモーショナル両面を併せ持つ人物です。また、30 歳と非常に若いのも魅力的です」とコメントした。また、自身の役割については「過去に4つのサービスを立ち上げてきた経験から、0を1にする新規事業の立ち上げに最も価値を発揮できると思っています。取締役会長として、新経営体制を最大限サポートしつつ、mixi、Find Job !以上にインパクトを持つ新しいサービスを生み出していきたいと思います」(同氏)としている。