米Facebookは5月9日(現地時間)、米カリフォルニア州メンロパークにある同本社で開催されたミーティングで「Facebook Home」アプリが100万ダウンロードを達成したことを報告した。Facebook Homeが利用可能なAndroid端末はまだごく限られているが、提供開始から1カ月弱でのマイルストーン達成は、同サービス常用者が一定以上いることを意味している。

同件はEngadgetなどが報告している。同本社で開催された報告会でMobile Engineering担当ディレクターのCory Ondrejka氏がFacebook Homeのダウンロードが100万のマイルストーンをほぼ達成したと発表している。またHomeアプリをインストールしたユーザーはサービス滞留時間が長くなる傾向があり、全体にFacebook利用時間が25%ほど上昇したというデータも紹介している。この時点では一定の成功を得たといえるだろう。

とはいえ、現時点でHomeアプリに飛びつくユーザーは興味本位、あるいは本当にFacebookをヘビーに利用するアーリーアダプターが中心であり、今後本当の普及期を迎えてどのように利用推移が変化するかが注目ポイントだ。特に現時点では対応端末の数が非常に限られているため(Nexus、Samsung、HTCの数機種のみ)、今後プラットフォームの拡大とあわせ、どれだけ一般層を取り込めるかが鍵となるだろう。