マイクロソフトは15日、同社が10日に提供したセキュリティ更新プログラム「MS13-036」適用後に、特定環境下でWindowsが正常に起動しない事象について、影響を受けるソフトウェアの情報を追加した。

同社は10日にWindows向けのセキュリティ更新プログラム9件を公開。このうち、カーネルモード ドライバーでの特権昇格の脆弱性に対処する更新プログラム「MS13-036」について、更新後にカスペルスキーの法人向けセキュリティソフトウェア製品でライセンスの無効化や、チェックディスクが実行される問題が発生するとしていた。

今回新たに、富士通システムズ・ウエストのパソコン運用支援ソフトウェア「瞬快 Rel.8.0」でOSがフリーズする、Skyの教育支援ソフトウェア「SKYMENU Pro Ver.11」「SKYMENU Pro Ver.12」でクライアント復元機能を有効にした場合OSが不安定になるケースがあると注意を促した。

影響を受けるOSはWindows Vista / 7および Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2で、同社は11日(米国時間)、上記OSを対象とした該当プログラムの配布を停止。また、適用済みのユーザーに対し、該当プログラムのアンインストールを推奨している。

日本マイクロソフト セキュリティチームのブログ