マイクロソフトは10日、脆弱性の深刻度が「緊急」の2件を含む、4月のセキュリティ情報9件を公開した。「緊急」の2件は、Internet Explorerとリモートデスクトップクライアントの脆弱性を修正するもの。この脆弱性を利用された場合、第三者に任意のコードを遠隔実行される可能性があるという。

いずれもMicrosoft Update、Windows Updateを利用して、更新プログラムを適用することで回避できる。

マイクロソフト4月のセキュリティ情報通知ページ

「緊急」のセキュリティ更新プログラムの内容は以下の2件。

  • MS13-028 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2817183)

  • MS13-029 リモート デスクトップ クライアントの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2828223)

ほか、Microsoft SharePoint Serverでの情報漏えいに関する脆弱性や、Windows カーネルでの特権の昇格に関する脆弱性といった、深刻度「重要」の更新プログラムが7件公開されている。