そんなわけで、最寄りの私鉄には乗り換えず、遠いJRの駅で降りることにした。160円ほど安くあがるので、経済的にも良いのだ。
仮眠したいときは?
家に着いたのは、20時すぎ。夕食の前にまだやることがあったため、クラッカーをつまんで空腹をしのぐことにした。UPアプリを使いパッケージのバーコードを読み取ると、商品名やカロリーなどの情報がヒットした。
夕食を軽く済ませた後、再び机に向かう。進めておきたい原稿があったのだ。しかし、襲い来る睡魔に負けてしまった。そこで、仮眠をとることにした。軽い睡眠は頭をリフレッシュさせてくれるだろう。普通、「30分眠るぞ! 」と意気込んで目覚ましを30分後に鳴るようにセットしても、寝付くのに10分くらいかかるので、実質20分くらいしか眠れなかったりする。しかしJawbone UPを利用すれば、眠りに落ちてからタイマーが起動するので、指定した時間だけきっちりと眠ることができるのだ。それではしばし、おやすみなさい。
ぐうたら生活には警告が
本日の業務が全て終了し、ソファに身体をあずけて楽な姿勢でテレビを見ていたのは22時半頃。突然、Jawbone UPのバイブレーションが作動した。実はこれ、活動していないと作動する「アイドルアラート」機能が働いたものだ。つまりは「身体が楽をしすぎです。運動なさい!」という警告である。そこで、部屋で筋トレをすることにした。Jawbone UPでは、特殊な運動をした際にタイマーで時間を計り、消費カロリーに換算する機能を備えている。これにより自転車やヨガ、ダンス、サッカーなどで消費したカロリーもタイムラインに計上できるのだ。
実際に使ってみて
本稿で再現した内容は、実際の日常生活にほど近いものである。Jawbone UPを使い始めてから、自分の中で健康への意識が変わりつつあるのを感じている。筆者はこれまでブレスレットというものをしたことがなかったので、利用を開始した初日はJawbone UPを巻いた左手首が気になってしまった。しかし2日でだいぶ慣れ、3日もするとこれが普通になった。四六時中、手首に巻いておける製品なので、つけたり外したりといった煩わしさ、面倒くささが一切ない。この自由さがJawbone UPの最大の特長と言えるだろう。
日常生活のリズムを知り、生活習慣病の改善に役立てる。Jawbone UPはそんな健康管理機器として、誰の日常にもすんなりと溶け込める製品に仕上がっていると感じた。