さて、「Surface RT」の中身だ。

キーボードについて長く語ってしまったが、もっとも重要なのは中身の使い勝手であることは言うまでもない。特にWindows RTというOSはiOSやAndroidよりもはるかに歴史が浅いのでなおさら気になるところだ。

メトロUI

画面の右端からスワイプすることでメニューを呼び出せる

「Surface RT」にインストールされているOSは、タブレットに特化されて作られた「Windows RT」。タイル上のパネルが並んだ画面はWindows 8に似ているが、Windows 8とは違って従来のWindows用のソフトが使えないという大きな制約がある。つまり、使えるのはストアからダウンロードしたアプリのみなのだ。アプリで勝負するという点ではiOSだってAndroidだってまぁ似たようなものなのだけど、そうなるとどうしてもリリースされたばかりのWindows RTは数の上で不利になる。

実際にどんなアプリがあるのかストアで確認してみた。

iOSやAndroidで定番とされているアプリは、Windowsストアでもリリース済みのものが多い。たとえば「Twitter」や「Skype」、「LINE」、「クックパッド」、「ぐるなび」、「乗換NAVITIME」、「じゃらん」、「Evernote」、「Adobe Reader」、「SugarSync」、「niconico」「mixi」などである。

マイクロソフトということでXbox360とも連携

定番アプリはそれなりにそろっている

逆に言えば定番アプリ以外はまだほとんどそろっていないのが現状だ。色々なアプリを試して自分にぴったりのものを探すのもタブレットの楽しみ方の一つだと思うので、ここはなるべく早く拡充してもらいたいものである。

また、定番アプリのラインナップも完璧とはいえず、なぜか「Facebook」の公式アプリがまだ未リリースだったりする。まぁブラウザで見ればいいのだけど、やはりワンタッチでアクセスできるアプリは欲しいところだ。