「XD-N6500」では、過去のエクスワードとは大きく異なるGUIを導入したこともポイントだそうです。

大きく見やすいアイコン表示

「テキスト表示だった辞書名やメニューがカラーのアイコンになったの。今のデジタルツールの流行を採り入れた感じだよね。パソコンやスマホはアイコン表示が普通なのに、電子辞書はテキストだけだし見づらいな…とずっと思っていたけど、同じ意見の人が多かったのかな」

ソフトキーボード

実際にメニューを立ち上げてみると、確かに各辞書の表紙がアイコンで表示されていました。おなじみ感や安心感がどことなく感じられるような気がします。液晶内のソフトキーボードだけで、「50音 / QWERTY / 手書き / 数字 / 英字」などすべての文字が入力できるのも便利です。

「タッチパネルの操作が高機能になったのも気に入っているところかな。液晶の横にあったスライドバーはなくなったけれど、液晶のメニューを直接タップしたり、スワイプして移動できるから、むしろ便利になったと思う」

本体のキーボード面。ゲーム機のコントローラーを両手で持つような感覚で使える。目的のコンテンツや機能をすばやく呼び出すショートカットキーが豊富。中央下部のカラー液晶パネルもタッチ対応

タッチペンの利用が基本ですが、実は指でもきちんと反応してくれます。ちなみに、ネイルアートをしている筆者が、ツメ先でタップしても問題ない感度の高さでした。直感的な操作性の導入によって、電車などの狭い場所でも簡単に使えそうです。ただ、動きに少し癖があるため、慣れる必要はあるのだとか。

「ページの切り替えは一呼吸後で反映されるから、そこは気を付けたほうがいいかもしれない。スライドしすぎて『あの辞書どこに行ったっけ?』ってことがないのは助かるけど(苦笑)」

もちろんメイン液晶もタッチパネル。付属のスタイラスだけでなく、指先やツメ先でもきちんと反応してくれる

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