製品紹介
では実際の製品をご紹介。今回NVIDIAからはGeForce GTX 650 Ti BOOSTのリファレンスカードを借用した(Photo05~14)。
Photo05:TDPがほぼ同じためか、リファレンスカードの外観はGeForce GTX 660そっくり。カード全長は240mm、重量は570g(どちらも実測値) |
Photo06:補助電源は6pin×1だが、カード後半部はファンのみが搭載されている関係で電源コネクタは妙なところに |
Photo07:どうみても、カードの外側ケースというか、カード全体がGeForce GTX 660のものをそのまま流用している気がする |
Photo08:裏面からみるとこんな具合。基板自体の長さは174mmなので、実際の製品はもっと短いカードが登場しそうだ |
Photo12:GK106というコード名がはっきり判る |
Photo13:ヒートシンクは、コアと接する部分のみが銅で、あとはアルミ製。サイズはW75×D75×H22mm、単体重量は218g(どちらも実測値) |
Photo14:搭載するGDDR5はSAMSUNGのK4G20325FD。2Gbit品で、Speed Gradeは03なので0.33ns(6Gbps)が搭載されている |
GPU-Zでも正しく認識されており(Photo15)、Windows 7でのパフォーマンススコアは7.8だった(Photo16)。
ベンチマーク環境
ではベンチマーク環境を。今回はRadeon HD 7790のレビューが終わったタイミングで、そのままGPUのみ入れ替えて即ベンチマークを行った。ということで、前回のレビューの結果をそのまま利用し(さすがにRadeon HD 6790のスコアは落とした)、Radeon HD 7770/7790との性能比較をしてみる事にした。
また前回は間に合わなかったが、今回はELSAのGeForce GTX 650 Ti 1GB S.A.Cを用意し、GeForce GTX 650 Tiのスコアも入れてみた。
ベンチマーク環境は表1の通りである。GeForce GTX 650 Ti BOOST用のドライバとしては、現在NVIDIAのサイトからはBetaが入手可能な314.21のInternational版が提供されたので、ELSAのGeForce GTX 650 Tiに関してもこのドライバをそのまま利用している。
■表1 今回のベンチマーク環境 | |||||
CPU | Intel Core i7-3770K | ||||
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M/B | ASUSTeK P8Z77-V Pro | ||||
BIOS | Version 1805 | ||||
Memory | DDR3-1600 CL9 4GB×2 | ||||
Graphics | Radeon HD 7770 Reference | SAPPHIRE HD 7790 | ELSA GeForce GTX 650 Ti 1GB S.A.C | GeForce GTX 650Ti BOOST Reference | |
Driver | AMD Catalyst 13.3 Beta 3 | 12.101.2.1-130313a | GeForce Driver 314.21 | ||
HDD | Intel SSD 520+HGST 500GB SATA 3G(NTFS) | ||||
OS | Windows 7 Professional 64bit SP1 日本語版 |
ベンチマーク結果
では順にベンチマーク結果をご紹介したい。なお、グラフにおける表記は
- HD 7770 : AMD Radeon HD 7770 GHz Edition Reference
- HD 7790 : SAPPHIRE HD7790
- GTX 650 Ti : ELSA GeForce GTX 650 Ti 1GB S.A.C
- GTX 650 Ti Boost : NVIDIA GeForce GTX 650 Ti BOOST Reference
となっている。テスト項目/テスト方法は前回のRadeon HD 7790の際と全く同じなので、今回個別の言及は省略する。ただし結果のグラフは、今回幾つか追加させていただいている。