でもディスプレイが大きいってことはその分重いのでは……と心配になるところだが、GALAXY S 4は重量も130gと前モデルよりも軽量化してきており、軽いと評判になったiPhone 5との差はわずか18gしかないのだ。

iPhone 5ほどではないにしろ軽いイメージのあったiPhone 4や4SよりもGALAXY S 4の方が軽いというのは衝撃であり、スマートフォンの進化を感じる部分でもある。

それでいてGALAXY S 4のバッテリーは2600mAhと、iPhone 5の約1400mAhに比べて倍近くの容量を持っている。よくまぁこの大きさ重さにこの大容量バッテリーを詰め込んだものだ。

もちろん、ディスプレイの大きさやその他の要因でバッテリーの減り具合は変わるため単純に容量の多い方が長持ちするというわけではないが、しかし2600と1400の差はさすがに無視できないレベル。実際、iPhoneに対する不満はバッテリーに関するものが圧倒的に多いようなので、この点はGALAXY S 4の大きなアドバンテージだといえる。

という感じに、GALAXY S 4の長所を一言いえば"デカいのに軽くて長持ち"ということになる。しかし、逆にいえばこれは"デカいのだけはどうしようもなかった"ということでもある。

本体はかなり薄くなった印象

たとえば縦の長さがiPhone 5は123.8mmなのに対し、GALAXY S 4は136.6mmと1cm以上長い。また横幅もiPhone 5の58.6mmに対して69.8mmと、こちらも1cm以上太いのだ。 GALAXY S IIIと比べると小さくなっているので忘れがちだが、縦横に1cm長いというのは結構なボリューム感だ。おそらくGALAXY S 4は女性が片手で持つにはギリギリのサイズだろう。手の小さい人はホールドしにくいかもしれない。

これはGALAXY S 4に限ったことではなく、最近のAndroidスマートフォンはみんな同じ傾向にある。iPhone 5のコンパクトさに慣れている人は、何よりもまず実際に手に持って吟味してみることをオススメする。

続いてGALAXY S 4で追加された様々な新機能を見ていこう。