7月1日にGoogle Readerが終了するという。3月14日、唐突に発表されたこのニュースに、Google Readerの愛用者からは戸惑いの声が出ている。Googleいわく、サービス利用者が少なくなったため、としているが、ネット上の騒ぎを見る限りユーザーはまだそれなりに多いのではないだろうか。
Google Reader存続のための署名活動が発足し始めているものの、やはり7月以降は利用できなくなると考えておいたほうがよさそうだ。であれば、今のうちに代替えとなるRSSリーダーを探しておきたいところ。Google Readerと同じく無料で利用でき、AndroidとiOSそれぞれで利用できるリーダーアプリをピックアップしてみた。
Android、iOS両対応のリーダーアプリ
■「Feedly」
Android | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.devhd.feedly |
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iPhone/iPad | https://itunes.apple.com/jp/app/id396069556 |
ページをめくるように閲覧していくことが可能なリーダーアプリ。記事の写真をフルスクリーン表示したり、サムネイルとタイトルで一覧したりと、フリックで画面を切り替えるたびにレイアウトが変わる演出が面白い。
カテゴリーやキーワードでニュースサイトなどのフィードを検索して、受信したいコンテンツを手軽に選択できるのも特徴。現在のところ、検索したフィードを受信するためにはGoogleアカウントによるログインとGoogle Readerのデータ読み取りの許可が必須となっている。開発元の公式ブログによれば、Google Readerのサービス終了後は、Google Reader APIをエミュレートした独自APIを用意し、シームレスに移行できるようにするとのことだ。
※ Building Feedly | Re-imagine how people keep in touch with their favorite sites.
■「Pulse News」
サムネイル風に表示した一覧で、縦または横にスクロールしながら閲覧していけるリーダーアプリ。あらかじめ用意されているジャンルの中から好きなニュースサイトを選ぶと、そのフィードを受信してアプリのトップ画面に表示。ジャンルごとに切り替えながら一覧できる。
記事全文を内蔵ブラウザーですばやく表示するなど、快適な動作と軽快な操作感もポイントの1つ。Google Readerとの連携機能は備えていないが、フィードのURLを入力してコンテンツを登録できるようになっている。
■「Flipboard: あなたのソーシャルニュースマガジン」
Android | https://itunes.apple.com/jp/app/id358801284 |
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iPhone | https://play.google.com/store/apps/details?id=flipboard.app |
iPad | https://itunes.apple.com/jp/app/id358801284 |
上下のフリック操作で滑らかに画面を切り替えて閲覧していけるマガジンスタイルのリーダーアプリ。最初に関心のある分野をいくつか選ぶだけで、その分野に関連するコンテンツを受信し、細かい設定なしですぐに使い始めることができる。
さらにコンテンツを追加したいときは、あらかじめ用意されているさまざまなジャンルのニュースサイトや動画サイト、ブログなどを選べば、アプリのトップ画面に表示してすぐに閲覧可能。日本を含む世界中のニュースコンテンツなどをキーワード検索で探し出し、自由に追加できるようにもなっている。なお、フィードのURLを指定したり、Google Readerに登録しているフィードをインポートする機能はない。
■「最新フォトマガジン:キュレーションマガジン『Antenna』」
Android | https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.antenna.app |
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iPhone | https://itunes.apple.com/jp/app/zui-xinfotomagajin-kyureshonmagajin/id511262473 |
ニュース記事1件1件を、大きな画像付きで一覧できるマガジン風のリーダーアプリ。あらかじめ用意されている多数のニュースサイトコンテンツの中から、表示したいもの、表示したくないものを選んで受信可能。画面の動きの演出も凝っていて、飽きのこない作りになっているのも印象的だ。
SNS機能を備えており、TwitterやFacebookから友達を探して追加したり、気に入った記事を"クリップ"して他のユーザーと共有することも可能になっている。フィードのURLを指定する機能や、Google Readerからインポートする機能はない。
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