「iTunes Store」は、販売されているほぼすべての曲を試聴できるところがポイント。曲単位で販売されている曲はもちろん、扱いが「アルバムのみ」の曲も試聴できる。以前は30秒だったが、2011年8月から1分30秒に延長され、肝心のサビの部分が始まる前にフェードアウト、といった消化不良は大幅に減った。オフのときは試聴しまくり、というユーザも少なくないことだろう。

しかし、いざ購入しようとするとき困ることもある。どのアーティストのどの曲を聴いたのか、覚えているとはかぎらないからだ。曲の番号部分やアルバムアートワークをタップするだけで再生が始まるだけに、曲数は増えるばかり。印象に残った曲をメモしておくほどマメではない、という向きは「iTunes Storeで試聴したはずのあの曲、なんだっけ?」という経験もあるのではないだろうか。

そんな場合は、アプリ『iTunes Store』の履歴機能を活用しよう。iTunes Store/App Storeにサインインした状態(「設定」→「iTunes Store/App Store」にApple IDを登録した状態)で試聴した曲であれば、再生した日付とアーティスト名/曲名が残されているため、その情報をもとに記憶を呼び起こすことができる。これで「あの曲はなんだっけ」のモヤモヤを解消できるはずだ。

なお、試聴した曲の情報は、Apple ID単位で管理される。iPhoneとパソコン(iTunes)どちらで試聴しても、共通の履歴情報として扱われるのだ。

操作手順をカンタン解説

1 iTunes Store」を起動し、「ミュージック」タブの右上にあるボタンをタップする

2 iTunes Storeで試聴した曲が、日付とともに一覧表示される。購入した曲のボタンは、金額ではなく「再生」と表示されている

3 履歴情報はApple ID単位で管理されるため、iPhoneとパソコンどちらで聴いても同じ。同じApple IDでサインインしていれば、iTunes(パソコン)でも同じ履歴が表示される

(提供:iPad iPhone Wire)