海外旅行や出張で悩ましいのが現地でのデータ通信回線の確保だ。普段使っている日本の携帯電話を海外で利用する際は1日最大3,000円程度かかり、数日の滞在でもあっという間に万単位の課金となってしまう。最近は1日1,000円以下で利用できるレンタルWi-Fiルーターサービスが増えているので、海外渡航が多い人はそれを使うのも有用だろう。

一方、海外では現地の通信事業者がプリペイドサービスを提供しており、プリペイドのWi-Fiルーターを買うこともできる。現地料金なので安価に利用できる反面、有効期限が数カ月のものが多く、年に1~2回程度の渡航では毎回使い続けることができないケースも出てくるだろう。

今回はアメリカで販売されている「有効期限無期限」のプリペイドWi-Fiルーターを購入してみた。アメリカ国内限定だが、一度買うと永久に継続利用できる。これがあれば急な渡航が決まった際も、いつでも現地でデータ通信を利用することができる。

今回購入したプリペイドWi-Fiルーター

スーパー「Walmart」限定のプリペイドルーター

有効期限無期限のWi-Fiルーターは、アメリカの大手スーパー「Walmart」で購入することができる。なお、こちらでは同社が携帯電話事業を行っているのではなく、アメリカ大手の事業者「Sprint」の回線を借りてMVNO(仮想移動体サービス事業者)としてサービスを提供している。日本でいえばドコモ回線を借りて営業を行っている日本通信と同じイメージだ。

Walmart提供の有効期限無期限Wi-Fiルーターのサービス名は「Internet on the Go」。販売先は同サービスのWebサイトで確認できるが、全てのWalmartではなく一部の小さい店舗では販売されていないようだ。またWalmartの通販でも購入できるので、アメリカに知り合いがいる場合などは現地手配してもらうのもよいだろう。

Internet on the Go Webサイト http://www.internet-go.com/

Internet on the Goの特徴は有効期限が無期限なこと。一度料金を入れれば、永久に継続利用できる。ただし注釈を見ると1年に1度は使う必要がある。そのため年に1度しか渡航しない場合で、次の渡航が365日後以降になる場合は友人などが渡航する際に現地で数KBでも使ってもらえばいいだろう。1年に1KBでも利用があれば、一度入れた利用料金が消滅することも無く、期限切れを気にせず使い続けることができる。

Walmartは郊外店舗が多い。今回はラスベガスの店舗を訪問

販売されていたInternet on the Goのルーターやバウチャー

Internet on the Goは専用のパッケージに入ったWi-FiルーターがWalmartで販売されており、このルーターでしか利用できない。ルーターはNovatel Wireless製のMifi 2200。EV-DO Rev,Aに対応し通信速度は下り最大3.1Mbps、またWi-Fiは802.11b/gに対応している。