ピクセラが自負するPCIe x1/Windows 8対応デジタル3波Wチューナーカード - Android用チューナーBOXやWi-Fiストレージ&バッテリも登場

ピクセラは5日、Windows向けやAndroid向けのTVチューナー製品、およびWi-Fiストレージ内蔵の多機能モバイルバッテリなどの新製品を発表。12月中旬より順次発売し、店頭予想価格はTVチューナー製品が18,000円前後、モバイルバッテリの32GB版が10,000円前後、64GB版が13,000円前後。同日には都内で記者説明会も開催した。

15倍ダブル録画が可能なWindows 8対応TVチューナーカード

「PIX-DT260」は、PCI Express x1スロット用のTVチューナーカード。ロープロファイルブラケットも付属する。地上/BS/110度CSデジタルチューナーに加えて、トランスコーダー×2基を搭載。これにより、最大15倍の2番組同時録画が行える。

視聴/録画ソフトは実績ある「StationTV」。データ放送や字幕、マルチ映像/音声、ダビング10などに対応するのはもちろん、録画番組をSDメモリーカード/メモリースティックへダビング、リリーフ録画、時間変更追従、ゆったり/早見再生、追いかけ再生、リモート録画予約、DTCP-IP配信、録画番組の編集といった、非常に多彩な機能を備える。ただし、Windows 8の新UIには未対応で、デスクトップ画面で使う。

本体サイズは約110×68.5mm、対応OSはWindows 7 / 8。12月下旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は18,000円前後。

Android向けワイヤレスデジタルテレビチューナー

「PIX-BR321」は、Android 4.0/4.1を搭載したデバイス向けのワイヤレスTVチューナーユニット(Android 4.2の正式対応は検証中とのこと)。本機で受信したテレビ番組を、無線LAN(Wi-Fi)を経由してAndroid端末でライブ視聴できる。無線LANの規格はIEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz帯/5GHz帯)、セキュリティはWPA2-PSK(AES)。ルータ機能は持たないが、無線LANのアクセスポイント機能は備えている。

地上/BS/110度CSデジタルTVチューナーをダブルで搭載し、USB接続の外付け型HDDをつなぐことで、録画および裏番組録画が可能。録画機能は2013年1月のアップデートで提供される予定。

視聴ソフトは「StationTV for Android」で、Google Playから無料でダウンロードできる。フリック操作でチャンネルや放送波を切り替えられるほか、Android端末を縦画面にすると、上部に映像、下部に番組リストが表示される。また、画面内のタブを切り替えると、下部がWebブラウザ表示となり、テレビ映像とWebブラウザの「ながら見」が可能。

動作環境は、CPUがデュアルコアで1GHz以上、メモリが1GB以上で、H.264/MPEG-4 AVC形式かつ1,280×720ドット(720p)以上のハードウェア再生に対応したグラフィックス機能、AAC形式のハードウェア再生に対応したオーディオ機能、300MB以上のストレージ空き容量が必要。なお、CPUはクアッドコアで1GHz以上を推奨しており、ピクセラが動作検証したAndroid端末は、同社Webサイトで順次公開していくという。

インタフェースは、アンテナ端子(F型コネクタ)、miniB-CASスロット、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、USB×2。接続できるUSB HDDの容量は2TBまで。本体サイズは約W170×D150×H35mm、重量は約310g。12月中旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は18,000円前後。

ピクセラがAndroidタブレットを開発中

「PIX-BR321」には、Androidタブレットのセットモデルも用意される予定。このAndroidタブレットは8型IPS液晶を搭載し、ピクセラが開発中のもの。基本的には「PIX-BR321」とのセット販売だが、タブレット単体での販売も検討はしているとのことだ。

最近は7型タブレットの勢いが増しているが、「一回り大きな8型も使いやすいのでは」としている。また、単品での販売にあたっては、初心者や家族でタブレットを楽しめるように、ソフトウェアやアプリの面で工夫していくとした。

現時点では価格やスペックは未定だが、かなり積極的なスペック、値段になるとのこと。ピクセラの営業本部 副本部長 森佳昭氏は「価格を発表すれば驚いていただけるのでは」と話す。

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