NECカシオモバイルコミュニケーションズから発売中のタフネススマートフォン「G'zOne」。タフネスをうたうだけあって防水・防塵・耐衝撃仕様となっており、主にアウトドアでの利用に適しているという。 また、「G'zGEAR」や「G'zWORLD」といった何やらすごそうな専用アプリも搭載しているとのことで、多少気にはなっていたものの、1週間のうち5日を外に出ずに過ごすインドア派の筆者には縁のないスマホだなということでスルーしていたのだった。

そんなある日、担当編集から突然電話がかかってきた。

編集「G'zOneの使い勝手をレビューしてください」

「いいですよ。写真撮って、実際に使ってみます(自宅ですけど)」

編集「G'zOneのキャッチコピー、何だか知ってますか?」

「え?」

編集「『地球を感じるシェアするギア。』です」

「……」

編集「ということで、地球を感じてきてください」

「……え?」

編集「山に登ってきてください」

「……!?」

紅葉の高尾山

ということで編集部からムチャぶりを受けた筆者は、地球を感じるためG'zOneを手に急きょ高尾山へとやってきたのであった。

これが初めての高尾山となる筆者はぜんぜん知らなかったのだが、紅葉のシーズンの高尾山はめちゃくちゃ人が多いのだ。事前情報ではケーブルカーがあると聞いていたので、サクッと上の方まで登ってスマホを使って帰ればいいやと思っていたのだが、なんとケーブルカーが数時間待ちという恐ろしい状況であった。

仕方ないので足で登ることにした。ちなみに筆者は小学校の授業に「登山」があったくらいの山育ちなのだが、小さい頃からひじきと登山が大嫌いであった。それが仕事とはいえ、なぜ大人になった今、登山……。

登山にはいくつかのルートがある