IVSを使用した異体字の例

日本マイクロソフトは、WordやExcel、PowerPointなどでUnicode IVD (UTS#37)に対応した異体字が取り扱えるようになるアドイン「Unicode IVS Add-in for Microsoft Office」を提供することを発表した。近日中にマイクロソフトが運営するオープンソースポータルサイト「CodePlex」の中で無償提供される。

主に行政機関、金融機関などにおけるシステム上での利用を想定し、約58,000の異体字がWindows 7やOffice 2010などで使えるようになる。Windows 8やWindows Server 2012など最新のOS環境では、既にUnicode IVD (UTS#37)に対応しており、対応するフォントをインストールするだけで、異体字の入力・表示・コピーが可能になる。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では、「IPAmj明朝」などUnicode IVD(UTS#37)対応フォントを既に公開しており、これらを利用することもできる。また、同アドインと入力補助機能がセットになる「IVS Add-in for Microsoft Office」有償版がイーストから販売される。