NECディスプレイソリューションズは31日、液晶プロジェクター「ビューライト」シリーズの新製品として、パネル解像度が1,024×768ドットの製品3モデルと、1,280×800ドットの製品2モデルの全5モデルを発表した。11月14日より順次発売し、価格はオープン。

全モデル、複数のエコモードによる節電性能やランプ交換時間の延長など、環境負荷の低減が図られている。「オートエコ」モードでは、投写する映像により明るさを自動調整。見た目の影響を少なくしつつ、消費電力を削減する。「エコ1」「エコ2」では、ランプ出力を落とすことで節電する。

iPhoneなどで保存した画像や文書、撮影中の動画などをワイヤレスでプロジェクターに出力できるアプリ「Wireless Image Utility」を無償で提供。また付属ソフト「Image Express Utility Lite」を導入することで、ネットワーク経由でPCの画像を伝送・投写することも可能。

そのほか、PCからのUSBケーブルを接続することで画面を自動的に投写する「USBディスプレイ機能」、ケーブル1本でPCからプロジェクターを操作できる「Virtual Remote」機能、吸気口には2層構造の大型フィルタ、自動台形歪み補正(最大30度)、10Wのモノラルスピーカー、USBメモリに保存した画像などを再生できる「USBビューワ機能」などを備える。

NP-M361XJL

「NP-MJL」シリーズ

「NP-M361XJL」は、光源がACランプ 230W(170W/140W)で、明るさが3,600ルーメン。11月27日より発売する。消費電力は311Wで、「エコ1」時で239W、「エコ2」時で213W、スタンバイ時で8W(省電力時で0.2W)となっている。

主な仕様は、投写方式が三原色液晶シャッタ投映方式、液晶パネルが0.63型 MLA付き×3枚(アスペクト比4:3)、画素数が786,432画素(1,024×768ドット)、コントラスト比は3,000:1、画面サイズが25~300型、投写距離が0.6~13.8m、最大表示解像度が1,920×1,200ドット(圧縮表示による対応)。

10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN×1基と、USBポート×2基を搭載(内1基は無線LAN用)。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-sub×2(コンポーネントと共用)、Sビデオ×1、コンポジットビデオ×1、映像出力端子はD-sub×1。リモコンも付属する。本体サイズはW339×D257×H99.4mm、重量は2.99kg。

NP-M311XJL

「NP-M311XJL」は、光源がACランプ 180W(145W/110W)で、明るさが3,100ルーメン。11月27日より発売する。消費電力は248Wで、「エコ1」時で198W、「エコ2」時で176W、スタンバイ時で8W(省電力時で0.2W)となっている。重量は2.9kg。そのほかの仕様は「NP-M361XJL」とほぼ共通。

NP-M271XJL

「NP-M271XJL」は、液晶パネルが0.63型×3枚(アスペクト比4:3)で、明るさが2,700ルーメン。11月27日より発売する。そのほかの仕様は「NP-M311XJL」とほぼ共通。

NP-M311WJL

「NP-M311WJL」は、光源がACランプ 230W(170W/140W)で、明るさが3,100ルーメン。11月14日より発売する。液晶パネルは0.59型 MLA付き×3枚(アスペクト比16:10)で、画素数は1,024,000画素(1,280×800ドット)。投写距離は0.67~14.6m。そのほかの仕様は「NP-M361XJL」とほぼ共通。

NP-M271WJL

「NP-M271WJL」は、光源がACランプ 180W(145W/110W)で、明るさが2,700ルーメン。11月27日より発売する。消費電力は248Wで、「エコ1」時で198W、「エコ2」時で176W、スタンバイ時で8W(省電力時で0.2W)となっている。重量は2.9kg。そのほかの仕様は「NP-M311WJL」とほぼ共通。