13インチのMacBook Pro Retinaディスプレイモデルにも期待

6月に発表された15インチのMacBook Pro Retinaディスプレイモデル

「We've got a little more to show you.」という招待状にもあるように、イベントそのものはAppleの製品ラインを一挙に紹介する性格のものではなく、あくまでiPad miniとその周辺のソフトウェアやサービスを紹介する程度にとどまるとみられる。だが、長らく噂されてきた「13インチのMacBook Pro Retinaディスプレイモデル」がこれを機会に発表されることになると複数のメディアが報じており、いやがおうにも期待が高まる。

13インチのRetina搭載MacBook Proは、初代のRetina MacBook Proである15インチモデルが発表された直後からその噂が出ており、さらにベンチマークサイトで具体的なスペックや型番が出てきたことから、噂そのものの信憑性が高まっている。詳細は不明だが、おそらくは15インチRetina MacBook Proと同様に「SSDを搭載してSuperドライブは排除」「Retinaディスプレイを搭載」という2つの特徴を備え、あとはプロセッサやストレージ容量に応じて複数モデルが用意される形だと考えられる。ただし、現行13インチMacBook Proの解像度が1,280×800ピクセルなので、この4倍にあたる2,560×1,600ピクセル相当の画面になること、そして実装面積等の問題から、15インチのようなディスクリートGPU (dGPU)は採用されず、内蔵タイプのiGPUのみで描画が行われることになる可能性が高いだろう。

iPad mini同様に、こちらも販売価格が大きなポイントとなる。15インチモデルでは上位モデルが20万円超えで、BTOの構成によっては30万円近い価格となるなど、プレミア的な設定が行われていた。しかし13インチモデルではむしろ「値打ち感」を出すほうが重要とみられる。既存モデルとの兼ね合いも合わせ、どういう値付けが行われるかに注目したい。