3層のカーボン素材採用で剛性感抜群

トップカバーと底面に加え、キーボードベゼルの部分にもカーボン素材が採用されている。キーボード周りはキーボードの隙間にあたる部品もパームレストからの一体構造だ。このつくりのおかげで、薄型・軽量モデルながらもかなり丈夫になっている。

まずディスプレイを閉じた状態で1カ所の角あたりを持って水平に持ち上げても、どこかがたわんだり、しなるような感触はない。ディスプレイを開けた状態でも同じだ。薄型・軽量を追求しているモデルはどうしても華奢で丁寧に扱わなくてはならない危うさを感じるものだが、「LuvBook X」に関してはその心配はない。

また、この手のマシンでは強めのタッチでキーボードを使うとふわふわと全体が歪み、不安を感じることが多いのだが、「LuvBook X」にはそういうことがない。しっかりとした手応えで気持ちよく入力できる。非常に強く、意図的に押せば歪みは出るのだが、普通に使っている分には全く問題ない。

キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmで、縦方向には少し変形しているものの、配列におかしいところはない。唯一気になるのは右上に入力キーと同じ形で電源ボタンが配置されているところだが、これは間違えて押してしまっても大きな問題はない。長押ししなければ電源が落ちないからだ。BackSpaceと間違えて押した程度ならば何の影響もないので、安心して利用できる。

文字入力はかなりしやすく、しばらく文章を入力してみてもミスタッチが頻発するというようなことはなかった。タッチパッドはボタン一体型のタイプだが、本体サイズから考えるとかなり大型で、こちらの反応もよい。指滑りもよく、快適に使える状態だ。

キーボードはアイソレーションタイプを採用

キー配列に変形はなく、扱いやすいキーボード

タッチパッドはボタン一体型だ

次ページインタフェースは最小限