ベンチマークテストも実施

ベンチマークによる性能評価も実施した。まだ発売前の評価機ということで、あくまでも参考値として見てほしい。

基本スペックは、試用機の場合、CPUがIntel Core i5-3317U(1.7GHz/ターボ・ブースト時2.6GHz/2コア/4スレッド)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、メモリが4GB(2GB×1/オンボード)、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)。Windows エクスペリエンス インデックスの結果は以下のとおり。ストレージのスコアが特に高い。

Windows エクスペリエンス インデックス

総合テストとしてPCMark 7を実行した。

■PCMark 7
PCMark score 4827
Lightweight score 3074
Productivity score 2193
Creativity score 9239
Entertainment score 3464
Computation score 16528
System storage score 5169

続いて、3DMark Vantageと3DMark 11の結果を以下に示す。3DMark Vantageは、プロファイルから「Performance」を選択、3DMark 11はプロファイルから「Entry」を選択して実行した。同じようなスペックのマシンと比べて若干だが、総合スコアとGPU Scoreが高めに出ている。ゲーム用とで使うという場合でなければ問題なといえるだろう。

■3DMark Vantage
3DMark Score P2527
GPU Score 2027
CPU Score 9698
■3DMark Vantage
3DMark Score E1178
Graphics 1038
Physics 2949
Combined 939

ストレージの速度も計測した。評価機の場合、ストレージにはサムスン「MZMPC128HBFU」を搭載している。シーケンシャル、ランダムともに高速で、特にランダムアクセスの数値(542K、4K、4KQD32)が高くなった。

CrystalDiskInfoの情報

CrystalDiskMarkの結果

バッテリ駆動時間は、スペック値では約7時間。BBench(海人氏作)を用いて、キーボードは出した状態、Windows 7の電源プランを「バランス」、ディスプレイの明るさを10段階中の8、無線LANで1分ごとにWebサイトにアクセスし、10秒ごとにキー入力を行なう設定で計測したところ、バッテリ残量が残り5%まで4時間12分ほどの駆動時間だった。

ディスプレイの輝度をもっと下げることで、ある程度駆動時間を伸ばせそうなほか、「VAIO Duo 11」ではディスプレイを閉じたときと開いたときでCPUのクロックをコントロールするため、キーボードを閉じてタブレットモードにすると結果は変わってくるだろう。

ACアダプタも小型のものを採用

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