既報のとおり、iPhone 5の発売やiOS 6のリリースにあわせてOS X Mountain Lionもアップデートされ、バージョンが10.8.2となった。WWDC 2012の時点であらかじめ告知されていたFacebookの統合をはじめ新機能が数多く追加されており、Macでできることが増えている。ここでは、なかでも注目の機能を中心にその特長を紹介していこう。

Mac App Storeに登場したMountain Lion v10.8.2。Facebookの統合など数多くの新機能が追加されている。むろん既存ユーザーも適用可能だ

Facebookが統合され快適に

Mountain Lion 10.8.2の新機能のなかでも注目したいのが「Facebookとの統合」だ。Twitterに関してはv10.8の時点ですでにOSに統合されていたが、Facebookとの連携に関しては「今秋予定」とされ、これまでのバージョンではシステムレベルで連携することはできなかった。

v10.8.2を導入すると、システム環境設定の「メール/連絡先/カレンダー」に「Facebook」の項目が表示され、Facebookアカウントを設定できるようになる。実際にユーザー名やパスワードを入力してサインインすると、設定画面右側に連携アプリが表示され、チェックボックスのオン/オフで連携の可否を切り替えることができる。

v10.8.2では、システム環境設定の「メール/連絡先/カレンダー」に「Facebook」の項目が追加され、アカウントを設定することができる

「Facebook」設定画面右側に連携アプリが表示され、チェックボックスのオン/オフで連携の可否を切り替えられる

通知センターの共有ボタンにも「Facebook投稿」ボタンが追加され、直接近況や写真を投稿することが可能。しかも入力フィードの左上のポップアップメニューで簡単に公開範囲を設定することができ、非常に便利だ。

通知センターの共有ボタンにも「Facebook投稿」ボタンが追加された

通知センターで直接Facebookに投稿できるようになった。入力エリア左上の[友達]をクリックするとポップアップメニューが開き、公開範囲を設定することができる

このほか、Safariやクイックルックの共有ボタンからも「Facebook」を選べるようになっている。また、OSのアップデートと同時にリリースされたiPhotoの最新バージョンを導入することで、iPhotoの「共有」からもFacebookが選択できるようになっている。さらにGame CenterもFacebook対応が図られており、スコアを共有したり、Facebookの友達をGame Centerの「おすすめ」に表示したりできるようになった。日頃からFacebookを活用している人には非常にうれしい新機能だと言えるだろう。

Safariの共有ボタン(画面左)、最新のiPhoto 9.4(画面右)からも「Facebook」を選べるようになっている

Facebookの友達をGame Centerの「おすすめ」に表示できるなど、Game CenterでもFacebook連携が可能になった

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