オリンパスイメージングは9月17日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS XZ-2」を発表した。発売は10月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は65,000円前後となっている。

「OLYMPUS STYLUS XZ-2」

2011年1月に発表された「OLYMPUS XZ-1」の後継モデルで、コンパクト機としては大型の1/1.7型CMOSセンサーと、開放F値がF1.8(広角側)~F2.5(望遠側)の大口径「i.ZUIKO DIGITAL」レンズを搭載。レンズは、一眼カメラ用交換レンズ「ZUIKO DIGITAL」と同等の品質基準を満たし、画面中心から周辺部までシャープな描写を実現する。

画像処理システムは、ミラーレス一眼「OLYMPUS PEN」シリーズで磨き上げられた画像処理エンジン「TruePic VI」で構成される「iHSテクノロジー」を搭載。大型CMOSセンサーと大口径レンズの高い光学性能と相まって、一眼カメラに迫る高画質を実現する。

マニュアル撮影を行う際の操作性にも配慮されており、レンズ周りに「ハイブリッドコントロールリング」を搭載した。これは、レンズ横のレバーを斜めにすることで、リングでマニュアルフォーカスやズーム操作を行えるようになる一方、レバーを下向きにした場合は露出関連の設定を行うことができるものだ。これにより、撮影者の意図した設定をすばやく行うことが可能になっている。

また、背面のモニターはタッチパネル方式になっており、自分でピント位置を決められる「タッチAFシャッター」にも対応。エントリーユーザーでも直感的にピントを合わせることができる。

画像にフィルター効果を加える機能としては、「OLYMPUS PEN」シリーズと共通のエンジンを用いられたことで、「アートフィルター」が利用可能となっている。適用できる効果は11種類のアートフィルターと5種類のアートエフェクト。クリエイティブな作品撮りを簡単に行うことが可能だ。

主な仕様は、撮像素子が有効1,200万画素の1/1.7型CMOS(裏面照射型)、レンズの焦点距離が28~112mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF1.8~F2.5となっている。手ぶれ対策としては、センサーシフト式の手ぶれ補正機構と高感度撮影を併用する「DUAL IS」に対応。動画撮影時のぶれも効果的に抑制するマルチモーションムービー手ぶれ補正も搭載する。

背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(Eye-Fiカード含む)。動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)だ。

バッテリーは専用リチウムイオン充電池を使用する。

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