ASUSTeK Computerは、Kepler世代GK106コアベースのNVIDIA最新GPU「GeForce GTX 660」を搭載するPCIe x16接続グラフィックスカードの新製品として、オーバークロック版の「GTX660-DC2T-2GD5」と「GTX660-DC2-2GD5」、定格版の「GTX660 TI-DC2-2GD5」の3モデルを発表した。

GTX660-DC2シリーズ

「GeForce GTX 660」のリファレンス・スペックは、CUDA Core(SP数)は960基、ROP数は24基、テクスチャユニット数は80基、GPUクロックは980MHz、GPU Boostクロックは1033MHz、メモリは192bit接続の2GB GDDR5でメモリクロックは6008MHz(データレート)、TDPは140W。補助電源ピンに6ピン×1、出力端子はDualLink DVI×2、DisplayPort×1、HDMI×1。

今回のASUS新製品で最上位モデルとなる「GTX660-DC2T-2GD5」では、GPUクロックを1,072MHz/Boost時1,137MHzへ引き上げているほか、メモリクロックを6,108MHzに引き上げている。発売日は10月以降を見込み、店頭予想価格は30,000円前後。

もう一枚のオーバークロックモデルである「GTX660-DC2O-2GD5」では、GPUクロックを1,020MHz/Boost時1,085MHzへ引き上げている。本日より発売し、店頭予想価格は28,000円前後。

定格版の「GTX660-DC2-2GD5」は、リファレンススペックと同様の仕様で、本日より発売し、店頭予想価格は26,000円前後。

全てのモデルで、ヒートパイプをGPUに密着させた高効率な「DirectCU II」クーラー、6フェーズのデジタル電源回路「DIGI+ VRM」を備え、GPU-Zベースの高機能設定ソフト「GPU Tweak」を同梱している。