ソーシャルとも連携! ソニーの新電子書籍端末「PRS-T2」の使い心地

本機種の最大の特徴が、「アプリケーション」機能だ。ウェブブラウザに手書きのメモ、テキストメモ、写真アルバム、さらにEvernoteとFacebookとの連携機能まで備えている。もはやちょっとしたスマートフォンである。しかし白黒画面で果たしてどこまで使えるのだろうか……。

「設定」からWi-Fiに接続し、ブラウザを起動してみた。当たり前といえば当たり前だが、普通にウェブブラウザである。ためしにマイナビニュースを開いてみよう。

表示はPCサイトのままなのだが、うーん……なんというか、読みにくい。もともとカラーだった写真やロゴを無理やり白黒にしているからというのもあるが、何よりもページを切り替えるたびに残像が何度も発生するのがキツイのだ。書籍のページ送りのときにはそれほど気にならなかったのだが、本機種でウェブを閲覧するのは正直いってあまりおすすめはできない。とはいえできないよりは、"できるけど普段は使わない"方が、いざというときに調べ物などに使える安心感がある。

白黒といえば気になるのは「写真」だ。当然本体にカメラはついていないので、FacebookやEvernoteなどを介してダウンロードするのだろうが……ためしに見てみるとやっぱり白黒だった。何かの間違いでここだけカラーになっているのかと思ったが、そうではなかった。そりゃあ写真アルバム機能もないよりはあった方がいいのかもしれないが、しかし本機種で白黒写真を見ようと思うユーザーがどれくらいいるだろうか……。

続いては手書きメモ機能。これは思っていたよりも優秀で、指やペンで画面をなぞると、一瞬遅れるもののちゃんと狙ったところに線が描かれる(指だと少しつらいかも)。ちょっとしたお絵かきやメモ帳代わりに使えそうではある。