ゲッティ イメージズは、富士通とのパートナーシップの下、まもなく開催されるオリンピック開会式でギガピクセル級の高解像度写真を撮影すると発表した。撮影される画像の解像度は20ギガピクセルにおよび、開会式に出席した観客の画像を拡大したり、自分を探してタグ付けをすることもできるという。

国際オリンピック委員会(IOC)の公認フォトエージェンシーである同社は、このギガピクセル写真以外にも、遠隔操作可能なロボットカメラや360度カメラの導入など、あらゆる先端技術を駆使してロンドン五輪に臨み、撮影された写真は最短180秒で世界中に配信される予定だという。

今回のギガピクセル画像についても、最先端の速度と処理能力を誇る富士通のワークステーション「CELSIUS R920」を採用することで、通常アップロードに数日かかるところを数時間に短縮。翌日にはゲッティ イメージズUKのWebサイトにて閲覧可能となる予定だ。

ゲッティ イメージズ報道部門のシニア・バイスプレジデントであるエイドリアン・マレル氏は、「開会式に集まる観客は7万人を越える見込みで、その一人一人の表情を、驚くほど詳細に写真に収めることができるのは、革新的ともいえるでしょう。このギガピクセル画像は多くの人と体験を共有できる革新的なコンテンツを求めている企業に対しても、インスピレーションを与えるのではないでしょうか」と述べている。

なお、同社が過去に撮影したギガピクセル写真は、同社が運営するWebサイト「Global Assignment」にて閲覧可能となっている。

「Global Assignment」では、ギガピクセル写真を自由にズームイン/アウトできる