エーシックは7月24日、RGB白色発光時の混色性に優れ、薄型化を実現したフルカラーチップLED「ALC-F270-Z」を発表した。

同製品は、従来品の「ALC-F332」の1.6mm厚から0.9mm厚まで薄型化したことで、対象物との間隔を短くでき、均一な発光を実現した他、設計の自由度が向上させた。また、RGB全点灯時の白色発光は、混色性に優れている他、チップLEDごとのバラつきが少ない。さらに、パッケージの見直しおよび材料の変更により、耐久性および放熱性を高めた。

国内工場で生産しているため、短納期にも対応が可能。静電気への対策も施されている。総許容損失は170mW、直流順電流は赤色が40mW、緑色が30mW、青色が30mW、パルス順電流は100mA、動作温度範囲は-20~+85℃。はんだ付け温度はリフロー半田では最大260℃で5秒以内、手はんだでは最大300℃で3秒以内となっている。

フルカラーチップLED「ALC-F270-Z」の白色発光(左上)、赤色発光(右上)、緑色発光(左下)、青色発光(右下)。