ソニーは14日、ポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」シリーズ用のドックを備えたCDコンポ「CMT-V70B」および「CMT-V50」の2モデルを発表した。いずれも6月9日発売で、価格はオープン。推定市場価格はCMT-V70が35,000円前後、CMT-V50が30,000円前後となっている。
前面下部に収納式の「ウォークマン」用ドックを備えたドックコンポ。ポータブルオーディオプレーヤーが普及する一方で、自宅などではしっかりしたスピーカーで音楽を聴きたいというニーズを踏まえて開発された。「ウォークマン」でおなじみのソニー独自のフルデジタルアンプ技術「S-Master」の搭載や、スピーカーのダンパー部分に磁性流体を採用した磁性流体サスペンション構造スピーカーを搭載。さらに、スピーカーには、新開発のMagnetic Fluidスピーカーを採用。ボイスコイルから振動板までの伝達経路を短くしたことによるロスの低減や、ダンパーから2次音圧の発生抑制による歪みの低減が可能となっており、中高域のクリアな再生を実現した。
また、PCに不慣れなユーザーなどからのニーズを考慮し、CDから「ウォークマン」へ楽曲をダイレクトに録音できる機能を搭載。前面のドックに「ウォークマン」をセットし、天面の「CDワンタッチ」ボタンを押すだけで録音が行える。録音スピードも約2.5倍速と高速。録音時のファイル形式はMP3(128kbps)だ。
CMT-V70のみの特徴として、Bluetoothを用いたワイヤレス再生機能が備えられている。Bluetooth対応の「ウォークマン」やスマートフォンなどから、手元操作で高音質スピーカーによるオーディオ再生が可能。対応プロファイルはA2DPおよびAVRCPとなっている。
その他の主な仕様は、スピーカーの型式がフルレンジ・パッシブラジエーター型、スピーカーサイズが65mm径、実用最大出力が20W×2、再生可能な音源がCD-DA(音楽CD)、MP3、「ウォークマン」から再生する場合の対応フォーマットがMP3、WMA、ATRAC、リニアPCM、AAC、HE-AACとなっている。消費電力は24W、待機時消費電力は0.5Wだ。
本体サイズはW449×D137×H212mm、本体重量は約2.8kg。
なお、両モデルともFM20局・AM10局のプリセットが可能なラジオチューナーを備えている。