HTC OneユーザーはDropboxの提供する25GBのオンラインストレージを2年間、無料で使用できる。また、テレビのHDMIポートにワイヤレスメディアリンクHDプラグインを接続することで、写真・動画など端末に保存してあるデータを簡単に大画面で閲覧できるようになる。

DropboxはHTC Sense 4.0にプリインされる(写真左)

会場にはタッチアンドトライコーナーが設けられ、実際に触り心地を確認することができた。3モデルとも、OSにはAndroid 4.0(Ice Cream Sandwich)を採用している。

CPUに1.5GHzのTegra 3(NVIDIA社製)クアッドコアを搭載するHTC One X。ディスプレイサイズは4.7インチ

Beats製品のイヤフォンが同梱される(写真左)

背面には約800万画素のCMOSカメラを搭載する。フラッシュは5段階で明るさの調節が可能

4.3インチディスプレイを採用したHTC One S

薄さ7.9mmと、シリーズ最薄を実現した

カラーバリエーションは2色で展開する

Dropboxなどのアプリをプリインしている

ディスプレイ上面にはインカメラを搭載

受賞経験のある前機種のデザインを踏襲したHTC One V。ディスプレイサイズは3.7インチ。上質感のあるアルミのユニボディが特徴

下端が緩やかにカーブしている

コンパクトなので、手の小さい女性にも扱いやすい

説明会では最後に質疑応答の時間がもうけられ、村井氏と小寺氏が記者団の質問に答えた。ヨーロッパやアジアの一部地域ではすでに予約受け付けが始まっている、今回の3モデル。日本市場向けに発売されるかどうかは、未定だという。ちなみにグローバルモデルでは、上位機種はUSドルで199ドル付近になる予定とのことだった。スマートフォンの日本市場についてどう考えているか、との質問に村井氏は「市場はまだピークを迎えていないと認識している」と回答したうえで、「今年から来年にかけてはフィーチャーフォンユーザーがスマートフォンに機種変更する"雪崩現象"が起こるのではないか。したがって、商品の開発もそこに注力したものになっていく可能性がある」と語った。

村井氏は「スマートフォンはとっつきにくくて使いにくい」というユーザーの認識を「簡単に使えて、使えば使うほど好きになる」ものに変えていきたいと強調する。HTCとしては、今後とも「わくわくドキドキするような快感を与える」商品を開発していきたいとのことだった。

(記事提供: AndroWire編集部)