ヤマハは15日、5.1ch対応のAVアンプ「RX-V373」を発表した。発売は4月上旬で、価格は42,000円。

「ECOモード」を装備するエントリークラスの5.1ch AVアンプ「RX-V373」

フロントch用のSP端子は大型ターミナルを採用。電源ケーブルの変更は不可

RX-V373は、AVアンプのエントリーモデルとして開発された製品。既発売のコンパクトスピーカーシステム「NS-P285」などと組み合わせて、手軽なシアターシステムを構築することができる。

大きな特徴が、新開発の「ECOモード」を搭載する点。同モードは、本体への電源供給を抑えることで、消費電力を約20%低減するというもの。高出力での再生には向かないが、テレビ番組の視聴時など、大音量で聴く必要がない場合に適している。

HDMI端子は入力4系統/出力1系統を備える。4k(3,840×2,160ドット)信号のパススルーのほか、3D信号伝送、ARC(オーディオリターンチャンネル)、CEC(コンシューマエレクトロニクスコントロール)にも対応。

アナログの映像入力はコンポーネント×2系統にD4×1系統、コンポジット×4系統を搭載。音声入力は、デジタル×4系統(光デジタル×2系統/同軸デジタル×2系統)、アナログ×4系統を備える。また、フロントパネルにUSBポートを1基搭載しており、iPod/iPhoneのデジタル接続も可能だ。

出力は各chとも100W(6Ω)で、ヤマハ独自の「シネマDSP」17種類を含む34種類のサラウンドプログラムを利用できる。ヘッドホンでサラウンド再生を行う「サイレントシネマ」にも対応する。

本体サイズはW435×D315×H151mmと、薄型テレビ用のラックにも収納しやすい奥行きを実現している。重量は7.5kg。消費電力は175W(待機時:0.3W以下)となっている。

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