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GENUSIONとロームグループは、高速・高信頼の次世代フラッシュメモリ技術「B4-Flash」の開発分野におけるライセンス契約を締結し、業務連携を強化したことを発表した。

B4-FlashメモリはGENUSIONの独自技術を用いた不揮発性メモリ技術で、従来のNOR型フラッシュメモリと比べ、約5~10倍の高速書き込み・消去が可能なほか、1万回書き換え後、高温下(125℃)での長期間データ保存(20年間)可能という特長を持つ。

また、容量としても512Mビット~1Gビットが製造可能であり、2011年春に開発を完了。ロームに製造を委託し、同年10月からの量産が開始されている。こうしたこれまでの状況を鑑み今回、B4-Flash技術のライセンス契約を締結した。

これによりロームではカーナビゲーションやスマートフォン向けのシステムソリューションの強化をはじめ、自社製品としてB4-Flashメモリを内蔵したシステムLSIのラインアップを拡充することが可能となる。また、ロームグループのラピスセミコンダクタにおいても、主力であるロジックLSIやメモリLSIのラインアップに加え、B4-Flashメモリを同社の汎用メモリ製品として開発・製造することが可能となるという。

なお、GENUSIONおよびロームグループでは、このB4-Flashメモリ関連製品の開発・製造を通じて一層の技術融合を図り、より付加価値の高い製品・ソリューションの提案に努めるという。