ニコンは7日、デジタルカメラ「COOLPIX S」シリーズの新モデル「COOLPIX S9300」「COOLPIX S6300」「COOLPIX S4300」「COOLPIX S3300」を発表した。発売時期はS9300が3月、S6300が2月16日、S4300とS3300が2月23日となっている。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はS9300が40,000円前後、S6300が28,000円前後、S4300が20,000円前後、S3300が17,000円前後だ。
いずれも薄型デザインのスタイリッシュモデル。
30.6mmの薄型ボディに18倍ズームレンズ搭載の「COOLPIX S9300」
COOLPIX S9300は、厚さが30.6mmながら光学18倍ズームが可能なレンズを搭載するモデル。撮像素子は集光効率の高い裏面照射方式のCMOSセンサーを採用し、レンズシフト式の手ブレ補正機能も搭載する。これにより、暗い室内や望遠時などでもブレを低減して撮影を行うことが可能だ。ブレ対策としては「夜景ポートレート」「逆光」「夜景」という、高速連写した複数枚画像を合成するモードも備えている。
そのほか、旅行時の写真撮影などに便利なGPS情報の取得にも対応。撮影した画像に位置情報を付加できるほか、地名情報の記録や、電源オフ時の移動ログの記録なども可能となっている。
その他の主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー、レンズの焦点距離が25~450mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.5~F5.9、対応感度がISO125~ISO3200。背面のモニターは3型・約92万ドットの液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約26MB)。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約200枚となっている。
サイズは約W108.7×D30.6×H62.3mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約215gだ。
26mm厚で10倍ズームレンズ搭載の「COOLPIX S6300」
COOLPIX S6300は、光学ズームが10倍でS9300より劣るが、ボディの厚みが26mmに抑えられたモデル。S9300と同様に、撮像素子は裏面照射方式のCMOSセンサーとなっており、集光効率が高い。また、レンズシフト方式の手ブレ補正機能を搭載しており、暗い場所や望遠時の手ブレも軽減できる。
主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサーで、レンズの焦点距離が25~250mm(35mmフィルム換算時)、対応感度がISO125~ISO3200となっている。背面のモニターは2.7型・約23万ドットの液晶方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約25MB)。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能は約230枚だ。
サイズは約W93.6×D26×H57.7mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約160gとなっている。
美肌効果で人物をキレイに撮れる6倍ズーム機「COOLPIX S4300」「COOLPIX S3300」
COOLPIX S4300とCOOLPIX S3300はいずれもほぼ同じ仕様で、焦点距離26~156mm(35mmフィルム換算時)の6倍ズームレンズと、有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載する。センサーは裏面照射方式で、レンズシフト方式の手ブレ補正機能も備えているので、暗い室内の撮影などにも強い。対応感度は2モデルともISO125~ISO3200だ。
また、「美肌効果」「メイクアップ効果」を搭載しており、人物をキレイに撮影できるのもポイントだ。
その他の主な仕様は次の通り。背面のモニターはS4300が3型・約46万ドットのタッチパネル液晶で、S3300が2.7型・約23万ドットの液晶(タッチ操作非対応)。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリで、内蔵メモリの容量はS4300が約74MB、S3300が約42MBだ。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数はS4300が約180枚、S3300が約210枚となっている。
サイズはS4300が約W95.5×D20.8×H58.9mm、S3300が約W94.8×D19.5×H57.8mm、バッテリーとSDカードを含む状態の重量はS4300が約139g、S3300が約128gだ。