ニコンは9日、デジタルカメラを楽しむための使いやすさと機能を搭載した「COOLPIX(クールピクス)」Lシリーズから、光学21倍ズームを搭載した「COOLPIX L120」と、エントリーモデルの「COOLPIX L23」を2月下旬に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はL120が3万3,000円前後、L23が1万1,000円前後。

「COOLPIX L120」カラーはブラックのみ

COOLPIX L120は、有効画素数1,410万画素のCCDセンサー(1 / 2.3型)や、35mm判換算で広角25mmから超望遠525mmの撮影領域をカバーする、開放F値F3.1~F5.8の光学21倍ズームのNIKKORレンズを搭載。最大4倍の電子ズームを使うことで、35mm判換算で約2,100mm相当の撮影が行え、レンズ前約1cmまでの被写体に対応するマクロ撮影も可能となっている。手ブレ補正には、イメージセンサーシフト方式と電子式手ブレ補正(VR)機能を搭載。

また、ワンタッチで内蔵フラッシュを立ち上げるフラッシュアップボタンや、大きくて押しやすい動画撮影ボタン、レンズ側面に設置したサイドズームレバーを搭載して操作性を向上。カメラの表面にレザートーン塗装を施し、グリップ部分は握りやすく滑らない素材を採用するなど、実用性を兼ねる高品位デザインを採用している。

約92万ドットのクリアカラーパネルを採用した広視野角3型TFTモニターを搭載。色再現範囲は広い色域をカバーするsRGB相当を実現

動画撮影は、ステレオ音声付きのHD動画(HD720P)に対応し、撮影した動画をHDMI端子対応テレビでも楽しめるHDMIミニ端子を搭載する。

電源には、アルカリ単3形電池4本を使用し、市販のリチウム電池にも対応するほか、別売でニッケル水素充電池(EN-MH2)や、ACアダプター(EH-67)も用意されている。付属アルカリ単3形電池使用時では、静止画で約330コマ、動画はHD720P設定で約3時間5分の撮影が可能。

記録メディアは約102MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を含まないサイズは、約109.9(W)mm×76.5(H)mm×78.4(D)mmで、電池とメモリーカードを含んだ重量は約431g。

「COOLPIX L23」カラーはレッドとシルバーの2色を展開

COOLPIX L23は、有効画素数1,010万画素のCCDセンサー(1 / 2.9型)や、35mm判換算で広角28mmから140mmの撮影領域をカバーする、開放F値F2.7~F6.8の光学5倍ズームのNIKKORレンズを搭載。最大4倍の電子ズームを使うことで、35mm判換算で約560mm相当の撮影が行え、レンズ前約3cmまでの被写体に対応するマクロ撮影も可能となっている。

カメラが被写体の状況を判断して自動的にシーンモードを設定する機能のほか、電子式手ブレ補正(VR)、モーション検知、最大10コマまで連続撮影して最もブレの少ない画像を記録する同社独自のBSS(ベストショットセレクター)機能といった、手ブレを軽減する機能も搭載。

約23万ドットの2.7型TFT液晶モニターを採用

電源には、アルカリ単3形電池2本を使用し、市販のリチウム電池にも対応するほか、別売でニッケル水素充電池(EN-MH2)も用意されている。記録メディアは約22MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を含まないサイズは、約96.7(W)mm×59.9(H)mm×29.3(D)mmで、電池とメモリーカードを含んだ重量は約170g。