カシオ計算機は19日、DJ向けのグルーヴシンセサイザー「XW-G1」とライブ向けの音作りを重視したパフォーマンスシンセサイザー「XW-P1」を発表した。2モデルともオープン価格で、推定市場価格はXW-G1が65,000円前後、XW-P1が60,000円前後となっている。発売はXW-G1が4月、XW-P1が3月下旬の予定。

写真上がDJ向けの「XW-G1」、写真下がライブ向けの音作りにこだわった「XW-P1」

XW-G1は多彩なリズムパターンを選べるステップシーケンサーや、DJ向けの音楽フレーズを収録したフレーズシーケンサー、リズムパターン・鍵盤演奏・外部入力音を重ねて録音可能なサンプルルーパーなどを備えた、クラブサウンド向けのモデル。DJプレイ時に便利なマルチファンクションキーや、演奏音や外部入力音を最大19秒間ループさせたうえに重ねて録音・再生が行える機能も搭載する。プリセット音源は420種類。

一方のXW-P1は、アナログシンセサイザーの音を再現するソロシンセサイザー音、最大6種類の音色を重ねたヘクスレイヤー音、ドローバーオルガン音など、620種類の音色がプリセットされている、音作りにこだわったモデル。ドローバーオルガン音の作成は9本のスライダーを使用する。

両モデルとも61鍵盤仕様で、同時発音数は64音(一部音色は1~32音)。SD/SDHCカードに記録しておいたSMFデータ・オーディオデータなどに合わせてキーボード演奏を行うことも可能。搭載する主なインタフェースはMIDIイン、MIDIアウト/スルー、USB、サステイン/標準ジャックタイプ(サステイン、ソステヌート、ソフト、スタート/ストップ)のアサイナブル端子、ヘッドホン出力用のステレオミニジャック、ライン出力、マイク入力、オーディオ入力用ステレオミニジャックなど。

サイズはW94.8×D38.4×H12.4mm、重量は約5.4kgだ。電源は単1形乾電池×6本または付属のACアダプターを利用する。

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