フィリップスは8日、同社のオーディオブランド「Fidelio」シリーズの新製品として、Android OS搭載スマートフォン向けのドックスピーカー「AS111」「AS351」「AS140」の3製品を発表した。発売は12月下旬で、いずれも価格はオープン。推定市場価格はAS111が12,800円前後、AS351が16,800円前後、AS140が14,800円前後となっている。

(写真左から)「AS351」「AS140」「AS111」

Androidスマートフォンの多彩なコネクタ配置に対応する

Android OS搭載スマートフォンでは、機種によってUSBコネクタが右側面にあったり左側面にあったり下部にあったりと、配置が異なる。今回の3製品ではその点が考慮され、ドックコネクタが左右へスライド、前後へ稼働、ヒンジにより180度回転と3パターンの動きが可能。これにより、現在販売されている多くのスマートフォンをドック接続できる。

3モデルともに専用アプリ「“Fidelio”アプリ for Android」でスピーカーとAndroid端末を連動させ、端末側の音楽ソフト「Songbird」で管理している楽曲を再生することができる。本アプリでは、7,000以上のインターネットラジオや天気予報、アラーム機能も利用可能。なお、Android端末とはBluetooth接続も可能だ。

ドックコネクタを左右へスライドさせてみたところ

その他、各製品の特徴は次の通り。

AS111は寝室での仕様が想定されたコンパクトな円形状のモデルで、前面に時刻表示パネルを内蔵。スピーカー仕様としては、ユニットがネオジウム、定格出力が4W、S/N比が75dB、サイズはW171×D171×H67mm、重量は約600gとなっている。

AS351はコンパクトながら、バスパイプ内蔵で深く引き締まった低音を実現する。仕様は、定格出力が5W×2、S/N比が68dB、サイズがW271×D130×H90mm、重量が約1,000gとなっている。ドックとは別途設けられたUSBポートとAUX入力で、通常のスピーカーとしても利用することが可能。なお、ACアダプター以外にこのモデルのみ乾電池での動作が行えるようになっている(単3形×4本で8時間駆動)。

AS140はバス・レフレックス方式のモデルで、定格出力が10W、S/N比が55dB、サイズがW290×D113×H160mm、重量が約1,400gとなっている。このモデルも寝室での利用が想定されており、時計機能やFMデジタルチューナー(プリセット可能)、アラーム機能、スリープタイマー機能を搭載。

なお、いずれのモデルもドック接続時には充電が行えるようになっている。