デジタルならではの多彩な撮影機能

撮影モードは、通常のオート撮影モードのほか、シーンの自動解析が加わる「プレミアムオート」、シーンに応じた特殊な撮影ができる「ベストショット」、広階調の画像を作り出す「HDRアート」、カメラを横や縦に動かすだけで自動的にパノラマを作る「スライドパノラマ」、被写体の動きを検知してセルフタイマーを作動させる「モーションシャッター」の計6モードだ。

撮影モードの選択画面では5つのモードを選べる

ベストショットモードでは、さらに5モードを選べる

動画は、最大で1,920×1,080ピクセル(30fps)のフルHD記録に対応。記録形式はMPEG-4 AVC/H.264準拠のQuick Timeムービーとなり、最大4GBまでの連続撮影が可能だ。また、記録サイズを432×320ピクセルに縮小し、フレームレート240fpsで録画する「ハイスピード動画」機能も備える。

フルHD動画の撮影例。1,920×1,080ドット、約36MBのQuickTime形式(mov)。上記サムネイルをクリックすると、ダウンロード画面、または再生画面が開きます

そのほか、EVシフト(露出補正)やホワイトバランス、ISO感度、ピント位置を固定するパンフォーカス機能、BGM付きのスライドショーなどの機能を搭載する。ホワイトバランスや感度を切り替えるために、いちいちメニュー画面を呼び出す必要があるのは少々面倒に感じた。とはいえ、そもそも機能を細かく設定するよりも、フルオート感覚で気軽に楽しむほうが、EX-TR100には似合っている。

撮像素子には、1/2.3型の有効1,210万画素CMOSを搭載する。画質は、彩度とシャープネスをほどよく高めた見栄え重視の傾向だ。画像周辺部の画質の低下や高感度のノイズはそれなりに見られるが、大きく印刷または拡大表示しない限りは気にならない。手軽に楽しむデジタルガジェットとしては納得できる画質だ。

EX-TR100は、斬新な2軸回転スタイルと21mm相当のワイドレンズによって、これまでのコンパクトデジカメでは気が付かなかったような構図や撮り方を発見させてくれる製品だ。同社が1995年に発売したスイバル式の小型デジカメ「QV-10」のように、カメラとしての既成概念や撮影のセオリーにとらわれず、写真を撮る楽しみを味わいたい。

オート撮影

HDRアート撮影

撮影モード:オート(F2.8、1/125秒) / 露出補正:-1 / 感度:ISO125 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/1600秒) / 露出補正:-0.7 / 感度:ISO100 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/160秒) / 露出補正:-1 / 感度:ISO100 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/2500秒) / 露出補正:-1 / 感度:ISO100 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/30秒) / 露出補正:-1 / 感度:ISO250 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/30秒) / 露出補正:-1 / 感度:ISO250 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/1250秒) / 露出補正:±0 / 感度:ISO100 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/1600秒) / 露出補正:±0 / 感度:ISO100 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/60秒) / 露出補正:±0 / 感度:ISO160 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/20秒) / 露出補正:±0 / 感度:ISO400 / WB:オート

撮影モード:オート(F2.8、1/30秒) / 露出補正:±0 / 感度:ISO320 / WB:オート

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