三菱電機は7日、IHジャー炊飯器「本炭釜」シリーズ、「炭炊釜」シリーズの新モデルを発表した。発売日は8月21日。価格はオープンで、市場価格は、NJ-VW102が8万円前後、NJ-VX102が6万円前後、NJ-VX182が6万3,000円前後、NJ-VV102が4万円前後、NJ-VV182が4万3,000円前後、NJ-VE102が3万円前後、NJ-VE182が3万3,000円前後。

「内蔵カートリッジ」を採用したことで、沸騰後も連続過熱が可能になった「本炭釜」

「炭炊釜」シリーズにも内蔵カートリッジを採用。連続過熱を実現

本炭釜シリーズは、純度99.9%の炭素素材を削り出して作った内釜を特徴とする製品。一般的なIH炊飯器では、内釜に加熱のためのステンレス層を設け、そこで発熱する仕組みを採用している。しかし、本炭釜では、内釜に使用されている炭素素材全体が発熱する仕組み。釜の底から強力な対流を生み出すことが可能で、ムラのない炊飯を実現する。

新モデルでは、炊飯時に発生するうまみを逃がさない「内蔵カートリッジ」を新採用。内蔵カートリッジは、同社の炊飯器のフラッグシップモデルである「蒸気レスIH」にも採用されているもので、炊飯時に発生するうまみ成分を蒸気と分離して回収し、ご飯に戻すという機構。また、内蔵カートリッジの採用により、炊飯時にふきこぼれを防ぐために間欠過熱を行う必要がなくなり、蒸気レスタイプでないにもかかわらず、沸騰後も、強力な火力で連続過熱を行うことが可能となった。

さらに新モデルでは、外気温を検知して火力を調整する「エコ炊飯」モードや、「中華粥」モードなどが新たに搭載されている。