2番目は「フルスクリーンアプリケーション」。iOSアプリのように、スクリーン全体にアプリケーションを広げる全画面表示モードだ。画面右上に用意されたフルスクリーン用のボタンを通じて切り替える。

1つのアプリケーションにスクリーンが占有されるので、Webページを資料にワープロで文書作成というような並行作業には向かないものの、写真整理やメール作成など1つのことに集中したいときにはフルスクリーン化が作業効率を高めてくれる。

iCalのフルスクリーン表示。スクリーン全体を使うので月表示も見やすい

Previewのフルスクリーン表示

Photo Boothのフルスクリーン表示。面白かったのは、頭の上を鳥が飛ぶアニメーションで、顔認識を使って頭を動かすと鳥の輪も動く。遊び機能だが、顔認識に今後の可能性の予感・・・

3番目は「Mission Control」。開いているフルスクリーンアプリケーション、Dashboard、Expose、Spacesなどを、一つの画面で俯瞰できる機能だ。3本指でスワイプアップすると現れる。

Snow LeopardでiPhotoをフルスクリーンで使っていて、別のSpaceに移動すると、iPhotoのフルスクリーンが解除されてしまう。LionではMission Controlを通じて、フルスクリーン表示を失うことなく、簡単に別のアプリケーションやデスクトップに切り替え、またフルスクリーンアプリケーションに戻ることができる。

数多くのアプリケーションとウィンドウを開いて、何が何だかわからないデスクトップでも・・・

3本指スワイプアップでMission Controlを呼び出せば、全体をひと目で把握でき、目的のアプリケーションやウィンドウを呼び出せる