インターネットイニシアティブ(IIJ)は、企業内のiPadを一括管理するクラウド型マネージメントサービス「IIJ Smart Mobile Managerサービス」(SMM)の提供を開始した。料金は、初期費用が50,000円、月額費用が1端末あたり300円(いずれも税別)。

同社では、主にビジネス用途としてiPadを利用するユーザーを対象に、2010年11月より「IIJ Smart Mobile Manager試験サービス」を開始しており、遠隔からの端末ロックやデータ消去といったセキュリティ管理機能をSaaSとして提供している。今回は、これらのセキュリティ管理機能のほか、端末の設定を遠隔で一括管理する機能などを追加し、クラウド型マネージメントサービスとして提供する。

「IIJ Smart Mobile Managerサービス」提供イメージ

SMMを利用することにより、メールやVPN接続などの設定をSMMが提供するモバイルデバイスマネージメントサーバを介して、一度に複数のiPadに設定情報を配信し、設定することが可能。また、遠隔からの端末ロック、データ消去機能に加え、iPad利用ユーザによるアプリケーションのインストールを制限するなど、端末の機能を管理できる。そのほか、自社開発アプリケーションを利用する場合は、サーバにアプリケーションをアップロードし、iPad向けにダウンロード配信することや、Windows PCで利用している業務アプリケーションを、そのままiPadで利用するためのゲートウェイ機能「Mobile Application Gateway」とSMMを組み合わせることで、iPadを業務端末として利用することも可能になるという。