Lento」は、Androidスマートフォン用のカメラアプリ。街の風景を、まるでミニチュア模型のような効果で撮影することができるようになる。現在、Androidマーケットから無料でダウンロードが可能だ。

アプリを起動させた後、Configを選ぶと簡単な設定変更をすることができる。ミニチュア風写真を楽しむには、Camera ModeでTilt Shift H(Beta)かTilt Shift V(Beta)を選択しよう。Colorには、MonoやSepiaなど6種類のカラーモードが用意されている。Lensではレンズの種類が選択可能。Shot after AFにチェックすると、オートフォーカスの調整直後に自動でシャッターが切れるようになる。ピンぼけや手ブレの軽減が期待できるだろう。

「精巧な鉄道模型」のような写真。四ツ谷駅にて

おもちゃのような効果を出すコツは、高いところから見下ろすアングルで撮影すること。上下端が極端にピントのボケた写真になるため、左右に広がりを持つ風景を撮るとうまくいくようだ。ちなみに従来、このような写真の撮影にはTilt-shiftレンズなどの高価な特殊機材が必要だった。このアプリのありがたさをかみしめつつ、撮影にのぞみたい。

現在、Tilt Shift HもTilt Shift Vもベータ版とのこと(写真右)。今後、仕様が変更される可能性もあるので留意してほしい

陸橋の上と、坂の上から撮影。見慣れた日常の風景が、まるでプラモデルのような質感に変わる