今年春のデビューが噂される次世代iPad、通称「iPad 2」について、スクリーン解像度が一気に1,536×2,048ドットの4倍になるのではないかという憶測が持ち上がっている。報じているのはAppleInsiderとMacRumorsで、iBooksアプリのv1.1を解析した開発者らのTwitterでのコメントを紹介している。
TwitterでのコメントやMacRumorsの報道によれば、iBooks 1.1アプリには新旧iPhoneやiPadなど複数プラットフォーム向けのアイコンや画像データが含まれており、その中に3種類の画像とは別に「iPadx2」というラベルのものが見つかったという。iPhoneは3GS以前(iPhone)とRetinaディスプレイを搭載したiPhone 4 (iPhonex2)の2種類のラベルがあり、これにならえば次期iPadは解像度が倍増したRetinaディスプレイ搭載モデルが投入される可能性があるようだ。これが本当だとすればiPad 2は260DPIクラスとなり、326DPIのiPhone 4ではないにしろ、かなりの高精細なディスプレイになるとみられる。
なおこれが示唆するのは、iPad 2におけるプロセッサの大幅強化の必要性だ。解像度が大幅に増加するため、まずGPUの性能向上が必要になり、次に現行の256MBのメモリが増量される可能性が出てくる。現在、A5やA8の名称でAppleがiOSデバイス向けの次世代プロセッサ投入を計画しているという噂が出ているが、今回の発見はそれに拍車をかけるものとなるかもしれない。