RIMブース

米国で開催された世界最大の家電見本市International CES 2011の会場で、カナダResearch In Motion(RIM)は、同社初のタブレット端末「BlackBerry PlayBook」を披露した。米国で人気のBlackBerryのタブレット端末ということもあり、多くの来場者で賑わっていた。

BlackBerry PlayBookは、7インチ1,024×600のタッチパネル付き液晶を搭載したタブレット端末。寸法・重量は130×194×10mm・400gで、1GHzのデュアルコアプロセッサを搭載。OSには同社がタブレット用に開発したBlackBerry Tablet OSを採用している。

複数のアプリを同時に起動可能なマルチタスクに対応しており、画面をフリックすると各アプリのサムネイルが表示される仕様になっている。加えて、1080pのフルHD動画の再生も可能だ。プロセッサは非公表ながら、高いパフォーマンスを実現している。

7インチ液晶を搭載するBlackBerry PlayBook

マルチタッチにも対応

本体上部

本体下部にはHDMI端子も装備し、テレビへの出力も可能

画面を左から右にフリックするとタスクマネージャー、下から上にフリックするとアプリランチャーが表示される

サムネイル表示されたタスクマネージャー。この状態で動画の再生もバックグラウンドで行われており、強力なマルチタスクを実現している

通信は無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)を搭載。RIMのソリューションであるBlackBerry Internet Service(BIS)やBlackBerry Enterprise Service(BES)へのアクセスはできないが、既存のBlackBerry端末を経由してそれらのサービスにアクセスすることが可能。無線LANしか内蔵しないBlackBerry PlayBookでも、BlackBerry端末と連携することで外出先でも通信を行うことができる。

なお、今夏には米通信キャリアSprintのWiMAXに対応した4G PlayBackモデルも投入する予定となっている。これによって、外出先でも高速通信でタブレット端末を利用することが可能になる。

画像管理画面。グラフィカルで見栄えのいいUIを採用している

ゲームアプリをインストールすれば、ゲームマシンとしても利用出来る。マルチタスクなので、バックグラウンドでも動作する