液晶モニターには、約92万ドットの3型TFTを搭載。液晶モニタの右側にあるライブビュースイッチを回すと、ミラーアップが行われ、液晶モニタにライブビューが開始される。表示の視認性は良好。表示の任意の部分を最大6.7倍に拡大表示したり、ライブビュー上に格子線や水準器を重ねて表示することも可能だ。

ライブビュー時のAFはコントラスト検出方式となり、シャッターボタンの半押しによって作動する。AFエリアモードは、顔認識AF、ワイドエリアAF、ノーマルエリアAF、ターゲット追尾AFの4モードに対応。このうち、ワイドエリアAFまたはノーマルエリアAFを選んだ場合は、画面内の好きな位置にAFエリアを移動できる。コントラストAFのスピードはまだ十分に快適とはいえないが、従来機よりも高速化している。

動画の画質は、1920×1080ピクセル/24fpsのフルHD記録から、640×424ピクセル/30fpsのSD記録まで8モードを選べる

動画の音声は、内蔵のモノラルマイクまたは市販の外部ステレオマイクで録音でき、マイク感度の調整にも対応する

カメラ内で、動画の前または後ろの不要部分を削除したり、選択したフレームをJPEG画像として書き出すことができる

動画
フルHD動画の作例。再生時間約12秒、ファイルサイズ約28.5MB

ニコン製品でおなじみの画像編集メニュー。元画像を維持したまま、編集画像を新規保存できる

動画撮影を行う場合は、ライブビューの状態で、ライブビュースイッチの中央にある動画撮影ボタンを押す。動画は最大1920×1080ピクセル/24fpsのフルHD記録に対応し、ファイル形式はMOVとなる。

そのほかの機能としては、画質の傾向を調整するピクチャーコントロールや、白とびや黒つぶれを低減して撮影するアクティブD-ライティング、電球色を残して、暖かみのある色合いで記録するホワイトバランスの「AUTO 2」などを搭載する。……つづきを読む

撮影モード:絞り優先オート(F8、1/30秒) / 感度:ISO1800 / WB:オート / ピクチャーコントロール:ビビッド / レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR / 焦点距離:62mm

画像編集のカラースケッチを適用

撮影モード:絞り優先オート(F7.1、1/60秒) / 感度:ISO1100 / WB:オート / ピクチャーコントロール:ビビッド / レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR / 焦点距離:62mm

画像編集のカラースケッチを適用

2または3コマの画像を重ねて撮影する多重露出機能を搭載。自動ゲイン補正では、重ねた画像の露出を自動で最適化できる

設定した一定の間隔で自動的に撮影を行うインターバルタイマー撮影機能を搭載

高感度ノイズ低減は、「しない」のほか、3段階の強度を選べる

カメラ内の傾斜センサーを使って、カメラの傾きを表示する水準器機能。液晶表示のほか、ファインダー表示もできる