Core i5-460M & NVIDIA GeForce 310M搭載のしっかりスペック

外見が良いだけでなく、ハードウェアスペックもなかなかのものだ。CPUにはCore i5-460Mを採用しており、OSはWindows 7 Home Premium 64ビット版。メモリは2GBでHDDは約320GBだ。メモリとHDDに関しては、最近のモデルとしては少ない部類ではあるが、使うのに不自由があるほどではない。グラフィックス機能はNVIDIA GeForce 310Mを搭載し、強化している。

通常利用時は低消費電力なCPU内蔵のグラフィック機能を利用し、ゲーム等の描画処理性能を要求されるシーンでだけNVIDIA GeForce 310Mへと切り替えられる「NVIDIA Optimusテクノロジ」も搭載している。切替はシームレスに行われるからユーザーの負担にはならず、消費電力の削減に貢献してくれる機能だ。

ベンチマーク結果は以下表の通り。全体的にバランスよくハイスコアで、突出して高すぎるものや低い項目はなかった。グラフィックス機能は十分な力を持っており、ゲームなども無理なくできるだろう。

■Windowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ 6.9
メモリ 5.5
グラフィックス 4.1
ゲーム用グラフィックス 5.4
プライマリハードディスク 5.7
■3DMark06
3DMark Score 3306
SM2.0 Score 1252
HDR/SM3.0 Score 1165
CPU Score 2837
■PCMark05
PCMark Score N/A
CPU Score 7798
Memory Score 6401
Graphics Score 2802
HDD Score N/A

バッテリ駆動時間については、FFBench3のLowモードを無限ループさせた場合の駆動時間は2時間27分51秒だった。カタログスペックでは駆動時間が約8.5時間となっていることを考えると短いように思えるが、「NVIDIA Optimusテクノロジ」によってCPU内蔵グラフィックス機能が有効になっている場合ならば連続稼働時間は大きく伸び、公称に近いものになると予想できる。また、独自の省電力技術「Super Hybrid Engine」も搭載しているため、使い方次第ではかなりの長時間利用ができそうだ。