このように「VALUESTAR W VW970/CS」を見てきたが、やはり機能面での目玉は3D対応となるだろうか。本機はブルーレイ3Dをはじめとした3Dコンテンツの再生に手広く対応していることもあり、現時点では世を席巻している3D映像の魅力を手軽に体感するのに最適なモデルといえるだろう。

ただ、現段階でコンテンツがまだまだ少ないこと、2種類の3D表示方式が混在していることなどを考えると、3D対応に大きく軸足を置いた機種選びはいささか早急すぎる気がしないでもない。その点、本機は3D対応以外の点でもフラグシップモデルとしての進化の階段も確実に昇っている、十分に“買い”の1台。“3D対応”ということに過剰な期待さえ抱かなければ、誰もがその高品位な映像とサウンドに大いに満足すること請け合いだ。

試用機の主な仕様
CPU Intel Core i5-460M(2.53GHz)
チップセット モバイル Intel HM55 Express
メモリ PC3-8500 4GB
HDD 約1.5TB
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能付き)
グラフィックス NVIDIA GeForce GT 330M(最大2,747MB)
ディスプレイ 23型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)
OS Windows 7 Home Premium 64ビット
店頭予想価格 260,000円前後