ディスプレイは23型ワイド液晶で、フルHD表示に対応。薄型テレビと同じIPS方式の液晶パネルで、より広い視野角を実現している。また独自の高画質化機能「彩りプラス」を搭載しており、鮮やかで深みのある映像が楽しめる。もちろんHDMI端子とD端子入力も備え、PC本体が電源オフ時でも外部レコーダーなどからの映像を高精細なまま視聴できる。
HDD容量は従来機の1TBから1.5TBに増強。加えてCPUもIntel Core i5-460Mに変更されるなど、基本スペックも前モデルと比較して大幅に強化されている。
3D対応の面では、搭載のブルーレイディスクドライブが、今秋登場するブルーレイ3Dの再生に対応したものに変更。インストールされているテレビ視聴・録画ソフト「SmartVision」も3D対応版となり、現在一部のCS放送で始まっている3D放送も楽しめる。
右側面のブルーレイディスクドライブはブルーレイ3Dの再生に対応する。下方のUSB端子はUSB2.0対応 |
本体左側面中央の2つのUSB端子はUSB 3.0対応で、下方のUSB端子はパワーオフUSB充電機能対応。このほか、背面にUSB 2.0×4ポートを配置している |
また、昨今話題を集めている3D対応のデジカメで撮影した動画・写真の再生、YouTubeなどネット上で公開されている3D動画の再生、さらには既存の写真やDVD映像を3Dに変換しての再生も可能。さまざまな3Dコンテンツの視聴に対応している点が大きな強みとなっている。
3Dの再生方式には「偏光板方式」「アクティブシャッター方式」の2種類があるが、本製品は夏モデルの3D対応機『VALUESTAR N VN790/BS』に引き続き偏光板方式を採用。この偏光板方式は、3D表示の場合に解像度が単純に半分になるなど画質面では弱点が多いものの、液晶やメガネにかかるコストはかなり抑えられ、手軽に導入できるのが魅力だ。
アクティブシャッター方式と比べてメガネが軽量になるのも利点で、実際に本機付属の偏光メガネを掛けてみても、ほとんど重さは感じない。なお、筆者は近視で普段からメガネを掛けているが、いつものメガネをかけた上から付属のメガネをかけることもなんとかできた。