Tech Drive-in - Technology, Linux, Ubuntu FTW

Unix系アプリケーションを活用しようと思った場合、Ubuntuはもっとも手軽に環境を用意できるディストリビューションのひとつといえる。インストールは簡単で、半年ごとに確実に改善が進んでいる。対応しているハードウェアも幅広く、古くなったノートPCをWeb閲覧用のPCに仕上げるのにも向いている。

問題を上げるとすれば、ディスクスペースが少ないPCではUbuntuのデフォルトの設定は不要なディスク容量を消費する傾向にあることだ。Ubuntuではインストール時にダウンロードしたパッケージファイルはキャッシュしたまま残す設定になっている。ほとんどの場合、以後このファイルが必ず必要になるというシーンは少ない。次のようにdu(1)コマンドを実行すると、どの程度のファイルがキャッシュされているかを調査できる。

du -sh /var/cache/apt/archives/

キャッシュされたパッケージを削除する方法がFree Up Insane Amount of Disk Space in Ubuntu by Deleting Cached Package Files - Tech Drive-inで紹介されている。基本的な操作のひとつだが、ディスク容量が少ないPCでは便利に活用できる機能だ。次のようにapt-get(8)コマンドを実行すればいい。

sudo apt-get clean

apt-get(8)コマンドでキャッシュされたパッケージを削除する例

Synapticパッケージ・マネージャを使ってキャッシュされたパッケージを削除する例

同様の操作はGUIアプリケーションからも実施できる。システム/システム管理からSynapticパッケージ・マネージャを起動。設定/設定/ファイルと選択して「キャッシュ内のパッケーファイルを削除」を実行すればいい。Synapticパッケージ・マネージャからはダウンロードしたパッケージを保存するか削除するかの設定を変更することもできる。