キヤノンは19日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX」シリーズから、広角28mmからの光学12倍ズームを搭載したベーシックモデル「PowerShot SX130 IS」を8月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は2万円前後。

光学12倍ズームレンズを搭載した「PowerShot SX130 IS」

同製品は、「PowerShot SX120 IS」の後継モデル。広角28mmに対応したことで、狭い空間での撮影時に広い視野を確保でき、雄大な景色の撮影などでも威力を発揮する。また、光学ズームが12倍に高倍率化され、ワイドから望遠まで幅広い画角に対応可能。デジタルズームと合わせると48倍までの撮影も行える。

背面には3.0型約23万ドットのTFTカラー液晶を採用

サンプリングレート48kHzのステレオ音声に対応するHD動画(1280×720)撮影が行え、光学12倍ズームを利用した動画撮影中のクローズアップも楽しめる。動画ファイルの保存形式は、画像がH.264、音声がリニアPCM(ステレオ)のMOV形式。

撮影モードには、最小限の設定のみで初心者にも扱いやすい「らくらくモード」や、判別できるシーンが28に増えた「こだわりオート」を搭載するほか、カメラ任せでは物足りなくなった中級者向けに、露出補正やISO感度の切り替え、シャッタースピードや絞りを自分で設定できるマニュアル撮影も用意した。

撮像素子は有効約1,210万画素の1/2.3型CCDセンサーを採用。記録メディアは、SD / SDHC / SDXC / MMC / MMCplus / HC MMCplusに対応し、電源には単3形アルカリ電池2本、もしくは別売のニッケル水素電池2本を使用。突起物を除いた本体サイズは113.3(W)mm×73.2(H)mm×45.8(D)mmで、電池とメモリーカードを含めた重量は約308g。