NTTドコモは3日、国際ローミング中のパケット定額サービス「海外パケ・ホーダイ」を提供すると発表した。9月1日から提供を開始する。
海外パケ・ホーダイは、特別な申し込みなしで、海外でのパケット通信が定額で利用できるサービス。定額となるとなるのは、対象事業者のネットワークを利用した海外でのパケット通信。iモード通信、iモードフルブラウザ通信、スマートフォンでの通信のほか、PCなどの外部機器を接続した通信も定額対象となる。20万パケットまでは1日あたり上限1,980円、20万パケット以降は1日あたり上限2,980円で提供される。
なおサービス提供開始から3月31日までは、20万パケットを超えても1日あたり1,480円の上限額で提供される。4月1日以降の料金は以下の通り。
定額対象通信のパケット量 | 上限額(日額) | 上限額到達までのパケット通信料 | |
---|---|---|---|
iモード | スマートフォン・データ通信(パソコン接続など) | ||
20万パケットまで | 1日あたり最大1,980円 | 1通信ごと 50パケットまでは50円、50パケットを超える部分は1パケットあたり0.2円 |
1パケットあたり0.2円 |
20万パケット以降 | 1日あたり最大2,980円 | 1パケットあたり0.2円 |
同サービスの適用条件は、国内のパケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル、パケ・ホーダイ シンプル、パケ・ホーダイフル、パケ・ホーダイ、Biz・ホーダイ」または定額データプラン「定額データプラン スタンダード(バリュープラン含む)、定額データプラン64K(バリュープラン含む)、定額データプランHIGH-SPEED(バリュープラン含む)」を契約していること。特別な申し込みなどは必要ない。11月30日までは上記のサービス・料金プランを契約していなくても、サービスが適用される。
なお、同サービス利用する際は、渡航先で携帯電話のネットワーク設定をユーザー側で「海外パケ・ホーダイ対象事業者」に設定する必要がある。対象事業者以外に接続した場合は定額対象外となる。サービス開始当初の対象事業者は以下の通り。
国・地域 | 事業社名(略称) | |
---|---|---|
北米 | アメリカ(本土) | AT&T/Cingular |
アラスカ | AT&T/Cingular | |
ハワイ | AT&T/Cingular | |
アジア | 韓国 | KT/KTF |
台湾 | FET | |
中国 | UNICOM/CU-GSM | |
香港 | 3(2G)・3HK | |
インド | CellOne・DOLPHIN | |
インドネシア | INDOSAT | |
シンガポール | STARHUB | |
タイ | TRUE | |
フィリピン | SMART | |
オセアニア | オーストラリア | Optus |
ヨーロッパ | アイルランド | O2-IRL |
イギリス | O2-UK | |
オーストリア | TMA | |
カナリア諸島 | movistar | |
スペイン | movistar | |
チェコ | O2-CZ/ET-CZ | |
ドイツ | TMO D | |
フランス | BYTEL | |
モナコ | BYTEL | |
中南米 | 米領バージン諸島 | AT&T/Cingular |
プエルトリコ | AT&T/Cingular |